皆さまこんにちは
お天気も良く
ようやくわたしも普通の生活を送っています。
娘が春休み終わったので、
ある意味ホッとします。
さて初日あけて、3日で観た
バッディ
ウエクミ先生が素晴らしい事は、
知っていたのですが、
作品を観ていないので、
たまきちの、月雲の御子
神々の土地
をテレビで観ておきました。
どちらも、素敵な作品ですね〜
神々の土地では、舞台で、
ロシア宮廷に大階段を使っていて、
舞台の使い方がお上手ですよねー
今回は、はっきり言って
カンパニーは、期待出来ず、
ショーが物凄く、観たい！
と思っていたので、
娘と一緒になって
目を爛々とさせて
バッディを観ました
はっきり言って
30年弱くらいの宝塚観劇の末
こんなに素晴らしいショーを
観たのは初めて
みんなにおススメしたい、ショー作品が
完成しています！
これまで
ショーで、歴史に残るようなものは、
ノバボサノバとかしかないので、
みなさん歴史的な作品を
待ち望みましたよね！
遂にウエクミ先生の力で、
達成されています！
これは、宝塚の歴史を変える
スゴイパワーのショーです！
しかも、正統的なショーなので、
文句の付けようがない！
物語性もあれば、
生徒さんが、全員よく生かされている、
特に
美弥るりかさん
スイートハート、という
格好は、男性で、心が女性
という時代の流れに
ふさわしい役で素敵です！
スイートハートが
最初の頃は、バッディのパートナーで、
でも、そこにチャピのグッディが
出て来てしまったので、
バッディは、グッディに惹かれて
スイートハートが、
バッディは最近面白くない！
って言うんですね〜
すると、たまきちは、ホント
昭和の感じの悪党なんですけど、
ががーん！って落ち込みます
そこからまた這い上がる、たまきち
コミカルなところが
バッディの魅力です！
まだ初日あけて直ぐのせいか
わたしも含めて、
みなさん目が点になって
どこで拍手していいものか？
かなり戸惑っていました！
全てが、新しい試みなんです
誠実さそのものの、たまきちに、
この宇宙一
悪党をやらせたい！
って言うウエクミ先生の読みは
ピタリと
ハマっています
バッディは、悪党ですが、
憎めない！
グッディも、惹かれてはならないのに、
なぜか惹かれていく。
そして
なんでなんで
というグッディ始め、女性たちの怒り
これをラインダンスに
してしまうという素晴らしい展開
今まで観た中で、
1番素晴らしいラインダンスでした！
なぜって、
女性なので、何故宝塚でラインダンスを披露
するのか？
意味がわからないで観ていたんです
初舞台生のお披露目って言うのは
わかりますが、
別に無くてもいいかな、と
思っていました！
しかしながら、今回は、
意味がある、ラインダンス
女性が嘆きや怒りを表現したら
生きている、実感が湧いてきたんです
わたしは、涙が出て来てしまったくらい
感動しました！
その後れいこさんの
ポッキー巡査が、悪には染まれず、
アジトで、殉職
大階段が炎で
真っ赤に染まっていく
その中で、
たまきちとチャピの最後のデュエットダンス
男役群舞して直ぐの
宇月さんがソロで
泣かせる唄です
悪の華
って、ボードレールでしょうか？
ウエクミ先生の歌詞が
スゴイ！
素敵
グッディは、男性のバッディに惹かれ
惹かれたくない！
拳銃も持っています。
それを男性のバッディが、
押しまくる！
女性の恋愛の
押される側の心理がよく出ていますよね。
バッディに心を渡したくない！
けれど、惹かれてしまう
この見事な
愛憎を、
たまきちとチャピのデュエットダンスで
表現しています
心理的な心と身体の
葛藤ですね〜
わたしは、このシーンは、
本当に歴史的に
残る名場面だと思います！
女性の脚本家ならではの、見事なシーンです
個人的に、
このシーンは、極妻の
岩下志麻さんを彷彿とさせて
いると思うんです
岩下志麻さんカッコいいですよねー
チャピも、それくらいカッコいい！
お姫様みたいな、
今まで観た宝塚の娘役ではない、
新しい時代の
強い、でもしっかりとした女性像を
描いています。
炎のダンス
まさに極妻！
そして二人共、
炎の中死んでしまう
こんなに
心を揺さぶるショーが
未だかつて、あったでしょうか！
このデュエットを観るだけで、
価値があります
また感動で、涙してしまいました！
あと何回か、
観たいです、
世紀の一大ショーだと思います
ウエクミ先生には、
たまきちのサヨナラ公演も
やって頂きたいですね〜