「二度目の医者選び」で、某市の某開業医院に、母親と一緒に乗りこんだ私。

実はそこは、

「院長が外科医、息子の副院長が精神科医」

とゆー、かなり変則的(?)な病院だったので、建物の構えも待合室も診察室も、スチールの机や丸椅子、診察台、血圧計などがふつうに置いてあり、私がそれまで「病院」という施設にいだいていたイメージと、そう違いのない風景がそこにはあった。
なんだか却って安心した。
「精神ですー」「癒しです~」「皆さんリラックスー」という感じに、百合の花が飾られたりアロマオイルがたかれたり間接照明でぼやーんとしていたりしたら、「なんかまた(私にとって)胡散臭そうな先生がいるんじゃ」と、そっこう帰っていたかも知れない(っつーのは大袈裟か)。

診察室に呼ばれると、四十歳位の男の先生が、白衣を着て聴診器をぶら下げてスチールの机に座っていた。超「町医者」って感じだ。

その時に、よく精神科の先生が「その出で立ち」ではない部分で、患者である私に違和感を感じさせることの一つに気づいた。 だいたいの医師の診察室は、「壁に向かって机が設置してあり、医者は患者の斜めにかまえてカルテと患者を交互にみるような姿勢で診察するような配置」になっている。

机・カルテ←先生  |   先生    | カルテに書く←先生
          ↓  | 症状↓を聞く |
       患者    |   患者    |        患者

でもたまに、精神科だと医療器具があまり必要ないからなのか、「医師と患者が向かい合い、その間にカルテと机があって、患者の話を聞きながらカルテが書けるような配置」だったりする。
   先生
   ↓
  机・カルテ
   ↓
   患者

…だからなんか、居心地悪かったのかな。なんというか、あんまり意識したことないけど、基本的に医者にかかる時っていうのは疲れてるじゃん。
先生が「カルテに症状を書き込む時間」っていうのは = 「患者のしばしの休息時間」だったりもするんじゃないのか? だいたい、向かいあってたら、ただでさえまとまりにくい話がさらに緊張でバラバラになってしまう。

いや、でも「向かいあっている方が、医者が聞いてくれている感じがして好き」っていう人もいるかも知れないからね。

ちなみに、先生は斜め型でした(診察室が狭いから・笑)。
紹介状は書いてもらわなかったので、一から自分で「身体に異常はないこと」「不安が強く、やる気がなかったり落ち着きがなかったりすること」「朝より夜の方が具合が悪いこと」「前の精神科でゲロゲロしたこと」「看病していたお祖父ちゃんが、夏に死んだこと」「私にソラナックスはあんまり効かない気がした」などなどを、メモをみながら全部話した。
先生からの質問もはさまれ、結局

初診は、正味五十分

長いか短いかは知りません…。ちなみに予約での「一人の診療時間は十五分」に設定されているので、後ろの人には多大な迷惑をかけたかと(汗)。とりあえず、その日は「副作用の少ないお薬で試してみましょう、少量から」で、トレドミン・デパス(睡眠薬がわり)・レキソタン&忘れちゃいけない胃薬を処方してもらって家へ帰ったのであった。帰宅してからは、初めて飲む薬にドキドキしながらも、「たくさん説明しなければいけない初診」をとりあえず乗りきったことで、「このままいってくれるといいんだけど~~」という気持ちであった。