バーニングマンレポ(3)キャンピングカーで16時間の大移動 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

お元気ですか?

 

ここ2週間ほどで宮崎→東京→福岡→東京→福島→東京と

あっちゃこっちゃに移動しているミギー(移動好き)です。

来週は鳥取に行きますよー。

砂丘見たことないから見てみたいものですわ。

 

 

前回に引き続きバーニングマンについて書こうと思いますぞ。

 

バーニングマンには参加期間中、

自力でサバイブできるだけの装備を全部もっていかねばなりません。

 

水や食料もさることながら、生活拠点となる家も持参しなくちゃいかんのです。

 

テントをもってくる人もいるし

折りたたみ式の簡易的な家を組み立ててる人もいるし

資材をもってきて家を建てちゃう人もいます。

 

 

さて、われわれはどうしよう。

 

アフリカバーンに参加したときは5グループでの合同キャンプだったので

ストレッチの布と木の棒を使って大きなシェードを建てて

その内部にリビングスペースと、各自持参したテントを設置しました。

 

そのときの外観(うしろにある白いシェードがキャンプ)

中は広めで作業スペースも(このとき外は砂嵐)

別のキャンプの友だちもテント+シェードでよさげな陣地。

 

なのでバーニングマンもテント参加するってのもアリかも!?と思っていたんですが・・・

 

犬顔さん(1日3回シャワーを浴びるキレイ好きの夫)から

「キャンピングカーにしよう」との鶴の一声。

 

「いつかキャンピングカーで旅するのが夢なの」と

フリルのワンピースを着て草原に寝そべり、

星を見ながらうっとりとした表情で語るレベルに

キャンピングカーを夢見ていたわたし。

 

ちょっぴり(?)過酷なテント参加もいいけれど、

夢のキャンピングカー参加もステキやん。

と一気に寝返ってしまいました。

明智光秀だってもうちょっと寝返るのに熟考したと思います。

 

初のバーニングマンに、

初のキャンピングカーで

さらに念願だった夫婦そろっての参加だなんて

夢がジャンジャンバリバリに叶いまくって

興奮のあまり動機・息切れがするほどであります。

 

 

さらに動機息切れがする理由のひとつに

キャンピングカーのお値段ってのがあるんですが。

 

 

なんと。

キャンピングカーはバーニングマンの時期には

レンタル費が通常の数倍に高騰するらしい。

 

キャンピングカー大国のアメリカなのに!

なんでそんなに高いのよ!

 

バーニングマン会場の最寄りの街リノや

比較的近くの街サンフランシスコだと高いかもしれないけれど

もしかしたら16時間も会場から離れているロサンゼルスだとちょっとくらい安いかも★

 

と期待してレンタカー屋さんに問い合わせ。

 

・・・結局、ロサンゼルスでも高額でした。

 

 

保険とか色々入れて7人乗りのキャンピングカーが55000ドルくらい。

日本円で約55万円です。

 

うっひょい・・・(吐)

 

すんげぇ高い!と一瞬思ったのですが

今回は5人で参加するので、1人あたり11万円ですね。

 

レンタル期間中はこのキャンピングカーがホテル代わりなわけで

普通にアメリカでホテルやエアビーに泊まれば1泊1万円くらいしますし

現地でテントやシュラフ、その他もろもろ生活に必要なものを揃えても

それなりのお値段になってしまいますし

まぁ・・・動く家を借りたと思えば・・・(自分に言い聞かせる)

 

 

西海岸のキャンピングカーレンタル会社は大手2社があり

そのうちの1社「クルーズアメリカ」から借りました。

 

ロサンゼルス店で借りましたが、バーニングマンの期間はなぜかオンラインで手続きができず

現地に住んでいる犬顔さん(アメリカナイズ)のお友だちに頼んで予約を入れてもらいました。

 

 

で!

借りた車がこれ。

 

内部はこんな感じ。

photo by ヒゲメガネ

 

想像していたよりも、とても綺麗&清潔でほぼ新車同然くらいのクオリティ。

 

シーツや枕、ブランケット、タオル、アウトドアチェアーのレンタルもありますし

キッチングッズのレンタルもあるので細々したものを用意しなくてもいいのが楽ですね。

 

アメリカでアレコレ買っても持って帰るのに一苦労だし、使い捨てするのも気が引けますし。

 

ちなみに、この時期にキャンピングカーを借りるのは

バーナー(バーニングマン参加者)しかおらず

レンタカー屋のおじさんには「バーニングマンに行くんだろ」と言われます。

 

そしてレンタカー屋のカウンターには「バーナーへの注意事項」の紙が貼り出されています。

その内容は「汚して返却したときには、そのクリーニング費用請求するからヨロシク!」であります。

砂漠ですからね・・・砂まみれになるらしいんですよ。

噂に聞いたところによると、それを掃除するのがめちゃ大変らしい。

 

うーん、しかしながらクリーニング費用の高さ(車内は100ドル以上で上限ナシ)を見るに

これは極力汚さないで使いつつ、最後には気合を入れて掃除して返さないといかんですな。

 

 

キャンピングカーのサイズは日本では完全にバスくらいの大きさなんですが

アメリカでは普通免許で運転できてしまうという・・・。

横幅だけでも3mもあるんだぜ・・・でかすぎる。

 

キャンピングカーはクーラー、冷蔵庫、キッチン、トイレ、シャワーにジェネレーターも完備。

つまり、電気が使えます。

 

なんというイージーモード。

キャンピングカーさえあれば無敵!(錯覚)

 

 

そして、出発地はロサンゼルス。

犬顔さんは昨年までロサンゼルスに住んでいたので、

バーニングマン用の荷物をロサンゼルスの友人宅に預かっていてもらっていたのです。

 

ロサンゼルスからバーニングマンの会場までは車で16時間。

約1000キロくらいですね。

日本でいうと東京から福岡くらいまでの距離であります。

 

 

昼にレンタカー屋さんに行って、そのあと最後の買い出しに。

自転車を買いにいったターゲットは、ロゴの赤丸がモンスターボールになってた。かわゆい。

 

あれこれ買って、食料品と大量の水やらを積み込みます。

 

水は1人1日1.5ガロン=5人で7日間、合計52.5ガロンが必要なのです。

 

1ガロン=3.8リットルなので約200リットル。

200リットル=200キロ。重い。

一週間生き抜く量というのは半端ではないものですな。

 

ガソリンスタンドでは予備のガソリンタンク(大きめ)4つにガソリンを給油。

バーニングマンの最中にガソリンが切れたら

ジェネレーターも使えないし帰れないしで大変ですからな。

備えあれば憂いなし。

 

 

その後、砂漠に行く前の最後の晩餐としておいしい中華料理を食します。

やたらと量の多かった北京ダックや炒飯のあまりを持ち帰り容器に入れてもらい

キャンピングカーの冷蔵庫に保存。思わぬ非常食をゲット。

 

 

そして、ついにロサンゼルスを出発。

いきなり渋滞に巻き込まれたりしつつも、

犬顔さん・細身さん・ヒゲメガネさんの3人体制で運転を続けます。

 

※レンタカー屋さんのルールで運転手は3人までしか登録できなかったので、わたしと大仏は運転できず。

※わたしは運転技術がイマイチなので、運転できなくてよかった。

※大仏は飛行機のなかで風邪をひいたらしく、咳をしていたのでキャンピングカー後方に隔離。

 

休憩がてらガソリンスタンドでトイレ行ったりしつつ、どんどん北上していきます。

 

うっすら明るくなってもまだ到着せず。

 

途中、バーニングマン最寄りの街リノと、イケてる街サンフランシスコとの分岐路では

犬顔さんが「やっぱ砂漠じゃなくて快適なサンフランシスコ行こうよ。左曲がろうよ」という

とんでもない要求をわりとマジでしていたり。

 

後方の部屋(運転席からは遠すぎて見えない)に隔離されていた大仏が

咳をしすぎてバーニングマン前に他界するんじゃないか

それより大仏の保有してる風邪菌が蔓延してパンデミックが起こるんじゃないかと心配され

ありとあらゆる栄養剤や薬品を投与されたり。

 

 

そんなこんなで運転すること約15時間。

 

ようやくフリーウェイを降りました。

 

もうすぐ会場!(のはず)

 

否が応でも期待が高まり、眠いはずなのに眠ってもいられず。

 

なーんにもない道をひたすら走ります。

最後の街でラストの給油。

かなりの田舎ですし、バーニングマン参加者たちはほぼ必ず給油するので

ガソリンが高値になっているかと思いきや、ふつうのお値段で良心的。

 

氷も大きめの1パックを3ドルで売っていたので3つほど購入。

持参したクーラーボックスに氷を入れて、ビールをキンキンに冷やしておきます。

 

 

うぉぉぉおおおお!

もうすぐつきますなーーーーー!

そして、ついに会場が見えてきました。

 

なんで荒野なのにどこが会場なのかがわかるのかというと・・・

遠目に見ても砂が舞い上がっている箇所があるんすよ。

 

その砂煙に向かってずんずん進みます。

 

全員が夢見たバーニングマン、会場まで間も無く!

 

スピードを出すと砂が舞ってしまうので、

はやる気持ちとは裏腹に超ゆっくりペースで進むことしばし。

 

 

ゲートのスタッフさんにチケットを確認してもらい

車のなかに誰かが隠れていないかをチェックされます。

(たしかに潜入を試みる人もいそうだしね)

 

そして・・・

ついにバーニングマンの入り口に到着です!

 

 

また長くなってしまいましたので

今回はこのへんで。

 

次回はいよいよバーニングマン初日。

いきなりまさかの展開。

 

読んでくれてありがとう、またね!

 

 

I’m still alive , and i love u.

 

 

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