お元気ですか？
「時間ができたらしたいこと」が山ほどあったんですが
実際に時間ができても、多くのことは成せないわけで
人生は「膿むには余りに長く 学ぶには余りに短い」ってのは
真理であることよのー。などと思う
ミギー（最近の日課はランニングと半身浴）です。
さてさて。
5回にわたってお送りしてまいりました
旅の最後の恋の話も
今回で最終回をむかえます。
よろしければ、最後までお付き合いくださいな。
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2014年6月21日。
朝、目を開けるといつもとちがう天井が見えた。
となりには犬顔さんが寝ている。
いままでリビングのソファで迎えていた朝だけど
これからは、このベッドでいっしょに寝起きすることになるんだろうか。
「あ、おはよう」
ぐおっ！
相変わらずこの男は朝日のごとくまぶしい笑顔であることよ…
（ニフラム効果）
この日はふたりでアナハイムにあるディズニーランドへ。
もうね…
夢の国っぷりが過剰。
だってさ！
となりにさ！
だいすきなひとがいてさ！
それがもうミッキーさんなんて目じゃないレベルのかわいらしさなわけですよ！
日本とちがい、アメリカのディズニーランドは
アトラクションがそこまで混んでないので
好きなものにバンバン乗れちゃうのです。
なので、調子こいていろんなものに乗っては
夢の世界と、犬顔さんの笑顔を堪能しておったわけです。
わたしが完全にノックアウトされたのは
スプラッシュマウンテンに起因する、とある出来事。
みなさま、スプラッシュマウンテンをご存知でしょうか。
崖の上から急勾配で落下して
水がバッシャーン！ってなるアトラクションです。
東京ディズニーランドにあるスプラッシュマウンテンは
うまいこと設計されているので、そこまで濡れません。
ちょっと水がかかる程度。
が。
さすがアメリカ。
そんなぬるいアトラクションじゃなかったのです。
バッシャーン！と跳ね上がった水が
乗船している我々の下半身に
バケツをひっくり返したくらいの勢いで降りかかってきたのであります。
こんな濡れるなんて聞いてないよー！
服をしぼったら水がジャーっと出てくるレベルにビショビショです。
リアルな意味で下半身がビショビショ。
奇しくもスプラッシュマウンテンに乗ったのは
日が傾き始めた夕方。
夏のカルフォルニアとはいえ、
びしょ濡れのまま夜を迎えるのは寒いわけで
わたしは鳥肌全開になってしまっておりました。
それを見かねた犬顔氏は、あたたかいスープをもってきてくれるなど
あの手この手でわたしを寒さから守ろうとしてくれました。
犬顔氏のほうがビッショリいってたんですが…なんというやさしさ。
で。
ディズニーランドには、夜のショーがあるんですね。
こんときは「ファンタジア」でした。
会場後方で立ち見してたんですが
まだ服が乾いていないんで、やっぱり寒かったんすよ。
ホッカイロがわりに、と渡されたホットドリンクのカップを手に
「うー、さむいなー」と思っていた…
そのとき…
うしろに立っていた犬顔さんが
二人羽織のごとく
わたしを背後から抱きしめて包み込むではありませんか！
わー！わー！
たいへんだー！
あったけぇぇぇぇぇぇええええええ！
ロマンチックが止まらないどころか
暴走しまくったうえに
盗んだバイクが走り出しそうな勢いぃぃぃぃいい！
とにかくもう！
オフィスや家には！
帰りたくないぃぃぃい↑
（♪32歳の夜）
もはやショーで熱演していらっしゃる
ミッキーさんに向けうる意識はゼロでした。
なんなんだ、この夢の国は。
夢なのかと錯覚するくらいのしあわせっぷりなのだが
これがどうやらリアルな世界に実在しているらしい。
いままで活字や動画や歌でしか見たことのなかった、しあわせな世界。
旅していろんなところにいったけれど
こんなにすばらしくあたたかい世界まで来られるなんて
人生という名の旅路は奥が深いんですなー。
名作『となりのトトロ』のメイちゃんばりに
「夢だけど夢じゃなかったー！」と叫び出したい。
そんなこんなで至福の時をすごし
翌日、わたしは犬顔さんに見送られ
アリゾナ州のアーコサンティへ。
数日後、ふたたびロサンゼルスに戻ってきて…
そして、さらに数日後…
わたしは帰国。
ただいま日本！
で。
けっきょく、現在どうなってるのかといいますと。
いま。
ロサンゼルスにいます。
犬顔さんの家でなかよく暮らしています。
いっしょに同じ未来にむかって歩いていこうってことで
真剣に将来を見据えてお付き合いしております。
なので、日本には２週間ほどいましたが
それからはずっとロサンゼルスにいたのです。
そんでラスベガスとかに連れてってもらったりもしてました。
８月上旬からは犬顔さんが夏休みなので
ふたりでヨーロッパ旅行にいってきますよー。
はからずも地球２周目っぽい感じになってますが
こんなにおもしろいこともないので
もう少し旅を続けることにしました。
（仕事復帰は予定通り10月からです。もちろん場所も変わらず東京）
以前、こころが痛かったときに
人生の先輩から
「いまはつらくても、正しいひとと出会ったとき
これまでのすべての出来事が、伏線だったのだとわかる」
と言われたことがあったのですが
いまなら、そのことばの意味がわかる気がしています。
ちいさな偶然が積み重なって出会えた、たいせつなひとを
たいせつにして生きていきたいと思っています。
てなわけで、一時帰国までの恋のお話はこのへんで。
今後の恋バナは、ブログに書くかどうかは別としてまだまだ続く予定です。
次回はケニア編（2013年11月）に戻るか
はたまたヨーロッパふたり旅（これから）になるのか不明ですが
これからもゆるりと気長にお付き合いくださるとうれしいです。
読んでくださりありがとう、またね。
I’m still alive , and i love u.
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