尻は痛いが、プレイバック北京。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

ニーハオ。
北京、ウランバートル、ムルンを経て、
ようやく最初の目的地モンゴルのフブスグルに到着した
ミギー(寝起きは顔がテカテカ)です。

シャワー浴びようとパンツ脱いでかがんでたら、
その隙に尻の割れ目の上部を何かに刺されたっぽくて真剣に痛いっす。
そして、さっき患部に軟膏を塗ってたんすけど
その様子は「しょぼくれof the year」を受賞できる勢いに情けなかったっす。


涙目に尻をジンジンさせながら、いまさら初夜をプレイバック。

旅の初日、トランジットで北京に1泊する必要があったので
空港との無料送迎サービスがあり、
クレジットカード決済のできる宿を予約して出国。
(そうすれば現金いらずで中国元に両替する必要がないため)

しかし、北京首都空港で待てど暮らせどお迎えは来ず。
宿に電話しても誰も出ず。

待ってる1時間のあいだ、
もしかしたらこの宿の存在自体、わたしの妄想だったんじゃないか?
旅立ち直前にフラれたショックで、脳細胞が機能停止しまくり
生活に支障出ちゃってるんじゃないか?
あーもう餃子の王将いきたい。
などと変なこと考えるレベルに呆然としてきたので
仕方なしに両替してタクシーで向かうことに。

タクシーのおっちゃんですら「この宿知らない」的な空気を出してきたものの

住所を教えたらがんばって探してくれました。
そして、ありました。ちゃんと存在してました。謝々おっちゃん。

で、宿に入ったら大量のチャイニーズで大混乱。
いまにも暴動起こるんじゃねーの?と心配になる空気感。なにここ世紀末?

でも、この空気感に負けて
言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンすぎるので
「なんで空港に来なかったの!電話も出ないし!」と受付にプンスカしてみる。

が、その場にいた宿のスタッフはみんな英語ができなかったという…。
こちらも、大学で中国語を(単位落としたから)3年間もやってたのに、

今では「あなたは学生ですか?」「はい、学生です」しか思い出せないポンコツっぷりを発揮。

詰んだ…と思ったそのとき、颯爽と英語の話せる男前中国人さんが降臨。
どうやら、ある飛行機が欠航して、その不機嫌な乗客たちの受け入れ先がこの宿で

てんやわんやで空港ピックアップ行けなかったのよ、ってことだったらしい。

いやいや、そんなこと知らんしタクシー代出してよ、と男前さんを通じてゴネたところ

部屋アップグレードするから勘弁して、と言われたので、それで手打ちに。
このあとも機械故障でクレジットカード決済ができなくてさらに両替するハメになったり、

お目当てのWi-Fiが微弱すぎて1文字も通信できなかったり。

旅の初夜にして、こめかみをグーパンされる勢いで
「自分の当たり前」は「世界の当たり前」じゃない、
という大前提を思い出させてもらいました。
あー、尻が痛い。

「当たり前」にも、いいものと、そうでないものがありますが
今回の旅では、たくさんのすてきな「当たり前」を吸収して帰りたいなーと。
ここモンゴルで早速こころあたたまる「当たり前」文化に出会えたので、
またお便り書きますね。


写真はウランバートルにあった落書き。
北京首都空港で待ちぼうけしてるとき、わたし多分こんな顔してた。

ub



I’m still alive , and i love u.



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