人には得意・不得意なことがある。

ほとんどの人は得意・不得意である原因を先天的・遺伝的な要因であると捉えていると思う。

けれど実際は、どれだけその人が今までそのことに携わってきたか、であると思う。

例えば、人と話すことが上手な人と、苦手な人がいたとする。

話すことが苦手な人は、「私は元々話すの苦手だから・・・」と考える。

しかし苦手な原因は、「元々」という先天的なものではなく、「元々」と考えてきたことにより人と話すこと自体を避け、経験が不足しているからなのだと思う。

一方、話すことが上手な人は今までたくさん人と話してきて、経験値が高く、その中で技術を磨いてきたにすぎないと思う。


つまり、何にしても、今の能力のみを見て、将来やりたい仕事を諦めてしまうのは、愚の骨頂であると考えるわけです。

もちろん、やりたい仕事が自分の能力に見合ったものである(得意分野と重なる)ものであるに越したことはないが、そうではないからといって、早々に諦めて大して好きではない仕事に就くより、後悔が無いだろう。

最終的に、それだけその仕事への「執念」があるか否かで、成功するか否かが決まると思う。


私の高校では、高2から文系・理系に分かれた授業が行われるため、高1の秋には、文理選択の決定をして書類を提出しなければならなかった。

高1の秋の私の成績は、比較的数学が良く、社会系の科目が悪かった。

そのため、どちらかというと文系の学部が興味あったにも関わらず、理系を選択した。

結局高2の一年間、理系の授業を受けたが、途中から自分の本当に学びたいのは理系ではないと気づき、高3で文転することとなった。

この時思ったのが、自分が本当にその学部にいきたいと思ったら、現在点数が悪くとも、一生懸命勉強して巻き返せるのだなと。

まだ受験は2年も先であるにも関わらず、自分に正直にならず高1の秋の当時の成績状況だけで進路を決めて、楽しようとしていた自分がなんと短絡的だったのだろうと後悔した。


就活の時も、高校時代の二の舞にならないようにと思う。

そして不得意を得意にするための努力をしていかなければならないと決意した。