「赤と黒」、私の中の印象に残るシーンを
自分なりに語ってみます。

14話、テソンと並んでベンチに座ってアイスクリームを食べるシーン。



「ゴヌク、お前は兄貴みたいだ」と心を許すテソンに対して、
ゴヌクは、「テソン!」と、呼び捨てにしてからかい始めます。

このシーン、いいですね~。
テソンがかわいくもあり、ゴヌクがかっこよくもあり、

でも、ゴヌクはすぐに真顔に戻って、
「弟なんかいらない! 兄貴面もしたくない! 人間は孤独なんだ、人を信じるな!」と言ったかと思うと、
すっと立って、
「何がいい天気だ・・・」と言いながら立ち去ります。

このシーンの展開、心がドキドキします。

街路樹の中歩くゴヌク。
そして、聞こえてくるのが、『ときどきひとりで泣いています』の切ないメロディ~。



ゴヌクは、ふと太陽の光に気づき、




サングラスをそっと外す。ふ~っ(*^。^*)
そして、
太陽の光をそっと手でつかもうとします。



何て演出なんでしょう!(*^_^*)
ここ、この場面・・・言葉はなく、音楽だけ。
ゴヌクの切ない瞳・・・。
う~~~ん、これ以上の表現、ないですね。

メランコリーな感情というのかなぁ?
・・・・・・・・・・
時間がとまってしまうんですね、一瞬。
・・・・・・・・・・
「メランコリー」とは、
人間の基本的な感情の一種で,日本語でいえば憂鬱(ゆううつ)または悲哀(ひあい)というような意味あいです。

私たちの中にもある孤独や寂しさ、それと、愛に対する渇望のようなものが、
ゴヌクの瞳の奥の感情と重なり
心の奥まで響いてきます。

ところで、ゴヌクは、本当は何をつかもうとしたのだろう??
幼い日のあの両親とともに過ごした日々?
「母さん」、「父さん」と呼んで甘えたあれらの日々?

平凡だけど、普通だけど、家族で一緒にご飯を食べたり、話をしたり
そんな日々がいかに尊く価値のあるものかを
ゴヌクこそが、本当は知っていたのじゃないでしょうか?