Wanda 1970 アメリカ🇺🇸

🍅🍅🍅

 

アメリカの底辺社会の片隅に取り残された女性の姿を切実に描き、1970年ベネチア国際映画祭最優秀外国映画賞を受賞した、バーバラ・ローデン監督・脚本・主演のロードムービー。ペンシルベニア州のある炭鉱で、夫に離別されたワンダは、子どもも職も失い、有り金もすられてしまう。わずかなチャンスをすべて使い果たしてしまったワンダは、薄暗いバーである男と知り合う。ワンダはその傲慢な男と行動をともにし、いつの間にか犯罪の共犯者として逃避行をつづけることとなる。公開以降、アメリカではほぼ黙殺された作品だったが、2003にイザベル・ユペールが本作の配給権を買い取りフランスで上映。07年にオリジナルのネガフィルムが発見され、10年にマーティン・スコセッシ監督が設立した映画保存運営組織ザ・フィルム・ファウンデーションとファッションブランドGUCCIの支援を受け、プリントが修復された。日本では22年に初の劇場公開。」映画.com

 

○Wikipedia

 

カタコンベとは

「もともとはローマのサン・セバスティアーノ・フォーリ・レ・ムーラ教会がある場所の地下に存在する埋葬場所のことを意味していた。周辺の地形「窪地のあたり」を意味するad catacumbasに由来する。その後、死者を葬る為に使われた洞窟岩屋や地下の洞穴のこと全般を指すようになった。厳密には34世紀のローマやその周辺地方の地下墓所をカタコンベと呼ぶ。英語catacomb)ではカタコームまたはカタクームといい、語尾のbは発音しない。イタリア語catacombe)やドイツ語Katakombe)ではカタコンベと発音される。フランス語Catacombes)ではカタコンブに近い音になる。イタリア・パレルモカプチン会修道士墓所が最も有名で観光客も多く、タクシーで「カタコンベ」と言っただけで目的地に着くほどである[要出典]。」Wikipedia

 

監督 バーバラ・ローデン

 

特筆スタッフ バーバラ・ローデン

 

出演 バーバラ・ローデン

この作品の監督、脚本、主演が全て彼女の仕事であり、この後数年して亡くなったことから、正にこの映画は彼女自身である。そして、この映画はアメリカ以外で高い評価を受けているようだ。1970年といえば、未だ僕が生まれて3年、ハリウッドの華麗なる映画が隆盛期で、このワンダのような気が滅入るロードムービーをアメリカ人は見ないだろう。でもこの映画はアメリカ映画であり、一般的アメリカ人の放逸な人生が、其処彼処に散りばめられた映画は、未だこの頃少なかったのかもしれない。下の感受の畑には、そのワンダの放逸な言葉が溢れている。例えば、ハンバーガー🍔玉ねぎだ。

彼女は言う。「私はただダメです」と。

では何故アメリカで黙殺されたのであろうか?そうこの年の前年に、イージーライダーがあったのだ。これはタイミングが悪かった。イージーライダーと比べるとワンダは、「私はただダメです」に見えてくる。アメリカ人は放逸でなくてはならない。コーラをグラスに入れて飲んではならない。そのアメリカ人の放逸さに於いて、ワンダは物足らない。

 

放逸とは

[名・形動]

「1 勝手気ままに振る舞うこと。生活態度節度がないこと。また、そのさま。「―な生活をする」

手荒く乱暴なこと。また、そのさま。

「さらば―に当たれとて、糾問せられ」〈義経記・六〉

[派生]ほういつさ[名]」コトバンク

 

イージーライダーとは

「『イージー・ライダー』(原題:Easy Rider)は、1969公開のアメリカ映画。日本では1970年に公開され、『イージー☆ライダー』『イージー★ライダー』と表記されることもある。ピーター・フォンダデニス・ホッパーによるアメリカン・ニューシネマの代表作。反体制的な若者2人がコカイン密売で儲けた大金をタンクに隠し、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いたもの。特にステッペンウルフによる主題歌「ワイルドでいこう!BORN TO BE WILD)」が高い知名度を誇る。」Wikipedia

 

  • ノーマン:マイケル・ヒギンズ

 

言葉とシーン(感受の畑)

 

採石場

泣く赤ん坊

私がここにいるから彼は怒っている

 

バネくにゃくにゃ

石炭拾い

養育放棄

 

マネキン

映画館

スリに遭うワンダ

 

食事 スパゲッティ🍝

デニス 

情事

デニス フレンドリーな人 嫌い

 

深夜 食べ物 買い出し

ハンバーガー3つ🍔 新聞🗞

玉ねぎ 嫌い

 

デニスのワンダへの優しさ

ラジコン飛行機

寒い夕方

 

ショッピングモール

スラックス禁止

お洒落をさせる

格好 飛んでいる

ミニスカート ワンダ

 

私はただダメです

ノークエスチョン

 

銀行🏦

金庫を開けた今

開きっぱなし

 

ポップ爺さん

カタコンベ 地下の墓

殉教者

 

銀行支店長の家

人質 家族3

時限爆弾セット

二台

 

デニス銀行強盗中

床に寝る

金庫開ける

ワンダ 職務質問の警官に道を聞く

 

ワイオミング

バンク 3国立銀行

 

ワンダ 

警備員ナンパ

ワンダ拒否

森へ逃げる

 

総評

僕達の世代は、(或いは僕達の親の世代は)いつもアメリカの放逸に憧れ、感化されて生きてきた。僕達の中では、日本が戦争に負け、表現何でもありの世の中になる迄の過程は、常にアメリカの真似事であり、でもそれが何も恥ずかしい事ではなかった。だって、その前の世代の父は戦争で早くに亡くなり、核家族ではない家族を見せる事は出来なかったから。

では、勝ったアメリカの家族はどうか?どうもあまり変わらない様だ。ワンダと言う女性の様に、知らず知らず自己の女性を盾に生きている人は多い。武器ではなく盾だ。そうせざる得ないのだ。彼女は誰かについて行くしかない。女性ホルモンはその為に機能する。女は狡いが、男は更に狡く鈍い。歳をとっても男は、自分が歳をとったなどとは思っていない。逆に女性は歳をとった愚痴だけを頼りに生きる。

この施設のおばあちゃんを見れば分かる。彼女達は、家に帰れば、沢山の孫、曾孫に囲まれた「おばあちゃん」であり、いつか家に帰りたいと思って居る。でも中々家には帰れず、面会はコロナのせいでラップトップ越しのスカイプ越しだ。ああ、この人達は、生きて居れば90才から100才のワンダと同じ世代の女性なのだ。女性の中では人生の勝利者の筈だ。ワンダは「私はただダメです。」の敗者なのか?この施設に来れば思う。幸せとは何か?と。

ワンダの放逸への別れ道は、この映画の冒頭だ。離婚裁判で赤ん坊の泣き声が聞こえる。その声を聞きながら、ワンダは言う。「私がここにいるから彼は怒っている。」と。それで、彼女は放逸の道を歩もうとするのだが、結局は、一人で歩みだす事は出来ない。デニスと言う男は、普通なら近づかない様な犯罪者であるが、そこにすら、彼女は、良いところ、優しいところを探して、離れようとはしない。確かに、ワンダは人生の最悪のタイミングに居るようだが、catacombeの神は彼女を放逸の道に進むのをゆるさない。これが、このロードムービーの「イージーライダー」との違いだ。

 

短歌

 

❻私はねえ¿

❼こんな女じゃ

❻本当はねえ¿

(マゴ)曾孫(ヒコ)玄孫(ヤシャゴ)

勝利のスカイプ

 

 

こ【曾孫】

「〘名〙 (「ひひこ(曾孫)」の変化した語。「ひご」とも) 孫の子。ひまご。ひいまご。そうそん。

書紀(720)皇極即位前(内閣文庫本訓)「天豊財重日(あめとよたからいかしひ)足姫(たらしひめ)の天皇は渟中倉太珠敷(ぬなかくらふとたましき)の天皇の曾孫(ヒコ)(〈別訓〉ひひこ)」

宇治拾遺(1221頃)一一「それが子、孫、ひこ、やしは子にいたるまで、のこりなくとり殺しはて」

[語誌](1)古く孫をヒコ、曾孫をヒヒコと言ったが、ヒヒコからヒコが生じたために孫の意のヒコと同音衝突を起こした。室町後期にヒマゴという言い方が生まれると、上方では徐々にヒコが駆逐されていった。

(2)江戸など東日本では、ヒコが引き続き用いられ、マゴ(孫)、ヒコ(曾孫)、ヤシャゴ(玄孫)のように呼び分けられた。」コトバンク

 

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