戦艦ポチョムキン 1925 ロシア🇷🇺

🍅🍅🍅🍅ソビエト連邦 

 

あらすじ

「軍隊の度重なる敗北にともない、ロシア国内には、労働者ゼネスト、農民の暴動、従属民族の反乱が相次ぎ、革命の気運が漸く軍隊の内部にまで高まって来た一九〇五年六月。戦艦ポチョムキンは、労働者のゼネストが行なわれているオデッサの港からほど遠からぬところに碇泊していた。六月十四日の朝、甲板の一隅に吊された牛肉の表面に蛆が群がっていることから、水兵たちの怒りは爆発した。が、そこに現われた先任士官ギリヤロフスキーにより水兵たちは追いちらされ、食卓には腐肉のスープが並べられた。だが、誰一人として手をつける者はなかった。」movie walker

 

○Wikipedia

 

戦艦ポチョムキンとは

「『戦艦ポチョムキン』(せんかんポチョムキン、ロシア語: Броненосец «Потёмкин»ブラニノースィツ・パチョームキン、英語:Battleship Potemkin)は、1925に制作・公開されたソビエト連サイレント映画セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の長編第2作で、「1次ロシア革命20周年記念」として製作された。」Wikipedia

 

この映画の立場

共産主義プロパガンダ映画のために、海外で公開される際は検閲を受け、多くの場面がカットされるなど公開に難航した。日本でも終戦から22年が経った1967にようやく一般公開された。」Wikipedia

 

CGでは無い」と言う事

「出演者は『ストライキ』と同様、主要な役以外は素人(艦隊の水兵やオデッサ市民など)が演じた。エイゼンシュテインも神父役で出演している。またオールロケで撮影され、記録映画のような手法がとられている。」Wikipedia

 

 

日露戦争とは

 

プロパガンダ映画とは

「プロパガンダ映画(プロパガンダえいが、英語: propaganda film)は、プロパガンダ(政治的宣伝)を目的とした映画の総称であり、多くの場合、ドキュメンタリー映画に分類される。特に、観客に政治的な思想を植えつけることを目的とする。ノンフィクションであるとは限らず、娯楽作品も多く見受けられる。」Wikipedia

 

ネタバレ

 

初感

この映画は有名である。そして素晴らしい映画だ。

この映画がどんな風に有名か分からなかったが、この映画についてのレビューは多いし昔からこの名前は耳にする事が多い。よく「凄い」と評された映画だ。ロシア革命に関連する映画だとは知っていたが、サイレントだとは知らなかった。サイレントの映画は、「メトロポリス」しか見た事が無い。サイレントの魅力は、登場人物の肉声が聞けない事が逆に、アクションに集中し迫力を生む点だ。しかも、ポチョムキンもメトロポリスも人間の根源的欲求、彼らは我ら(支配者)と何が違うのだと言う疑問、不公平、不条理、まともな食料も食べさせてもらえない人々の怒りを表すのに、非常に効果的で感動する。サイレントは復活するべきだと思う。冷静な独立した文面は、スポンサーをも圧倒するに違いない。ただし、この映画は政治的な目的を持ったプロパガンダ映画であることを忘れてはならない。

蛆の湧いた牛を食べろと言って銃を構える司令官は、自分が狂っている事を分かっていない。むしろ食べられる事に感謝しろと言う風情だ。ニコライ2世のドキュメンタリーを見たが、何ともおっとりとしたファミリーマンだ。(ただそのファミリーマンと言う褒め言葉が問題なのだが)本当にこんな事があったのかなと言う思いすら抱いた。

日露戦争とどうゆう風に関わっているか気になり、上に調べておいた。あの日本にやって来た艦隊をバルチック艦隊と言い、ポチョムキンの属する艦隊を黒海艦隊と言うのだろう。この時、この国は戦争などやっている状況ではなかったのだ。日本が勝てたのは奇跡だと言う人もいるが、むしろその当時のロシアでロマノフ朝の為に日本と戦っている人がいたのが奇跡では無いか?

この映画を見て、改めて思ったこと、それはCGはつまらない、リアリティに未だ届かないと言う事だ。有名なオデッサのシーンも、現代の僕達にとっては、「この時代には、未だCGがなかった事は間違いない」と言う事がリアリティを裏打ちする。

そして今もこのオデッサはウクライナだ。

 

「オデッサウクライナ語: Одеса [oˈdɛsɐ] ( 音声ファイル) オデーサロシア語: Одесса [ɐˈdʲes(ː)ə] アジェッサ)は、ウクライナ南部、ドニエストル河口から北に約30km、黒海に面した港湾都市である。オデッサ州の州庁所在地で、首都キーウから約443km南に位置する[2]。2021年現在の人口は約101万人、ウクライナで3番目に大きな都市となっている[1]。面積は約160km2[3]

オデッサはウクライナ最大の港湾を備えた同国を代表する工業都市であると共に、リゾート地、文学都市としても知られている[4]。 黒海に面するオデッサはロシア帝国の時代より、ロシア帝国と外国の経済・文化の交流の拠点となっていた[5]。1920年代以降になると数多くの作家がオデッサに現れ、文学が盛んな地であることから、ユネスコの創造都市の文学部門に認定されている(「文化」の項に後述)。 20世紀のオデッサ出身の作家レフ・スラーヴィンロシア語版はオデッサの人間の気質について「何かを理解するためにはどんなものでも手でじかに触り、歯で噛んでみなければ気のすまない」と説明している[6]。」Wikipedia

 

特筆スタッフ

 

監督 セルゲイ・エイゼンシュテイン

 

出演

ワードorシーン

 

W 無い怒りが溢れた

W ボルシチ拒否

Wドラゴンを打ち砕け

W 神を怖れろ

W ヴァクリンチュクを救え

W スプーン一杯🥄のボルシチ

S オデッサの階段

S 戦艦ポチョムキンに向かう無数の舟

S 乳母車 落ちる

 

総評

この映画を見ていると、二者択一の感傷に囚われる。自由か平等かだ。資本主義か共産主義かだ。そしてそれ以外に人間が幸せになる方法は無いのか、である。

①僕は共産主義者ではないが、人間は平等であると思っている筋金入りの軟弱な不敬罪犯だ。7000万人の某国国民に憎まれている大馬鹿だ。

今の日本の政治を見るとネポチズムの巣窟で嫌になる。今の政治家は殆どが姻戚で、3代目が4代目が当たり前、失礼ながらスポーツマンや芸能人が刺身のツマ程度に添えられているに過ぎない。今、活動している政治家は何代目の何々さんだろうか?時としてそうで無い政治家が出る事も有るが、何せ多勢に無勢、いつの間にか毒を抜かれて、子供を沢山作り、次の世代のネポチズムで天下を狙う。

このポチョムキンのポスター、僕は嫌いじゃない。共産主義と言いながら、やってることが、専制主義より酷い恐怖政治だった。と言う事だ。スターリンの問題だ。

②常にロシアは、血によって、新しい人間の葛藤を生み出して来た。オデッサのシーンが心に響く理由もそれで、例えばそれはアルジェリアの映画、「アルジェの戦い」にも繋がる。

 

 

僕は、ロシア人は恐ろしい人々で、また妙に親しみを覚える事がある。

何故この人達は安住を好まないのか?

何故次へ、次へと進むのか?

プーチンも権力に固執した結果、ウクライナ侵攻を引き起こし、北朝鮮は🇰🇵ネポチズムそのものだ。

要は堂々とやっているか、分からない様にやっているかの違いでしかない。自分の国を中立国と称し、それを隠れ蓑にせっせと金儲けをしている国もある。

結局のところ人間は、

ホモ・サピエンスの昔に前頭葉からお金を考え出して、

家族で洞窟の中で過ごしていた時から何ら変わらない。

極論を言えば、ネポチズムを辞めるしか次の人類に進化する事は出来ない。進化が嫌なら、絶滅か?

 

この映画はここまで僕の魂を揺さぶる、よく出来たプロパガンダ映画だと言える。是非とも皆さんには見て頂きたい。家族愛とは、政治権力の為にあるものではない。それが、オデッサの乳母車に象徴されている。

 

モンタージュ理論とは?

「モンタージュ理論とは、複数の映像をつなげることによって、後ろの映像は前の映像の影響を受けて新しい意味が現れることを示した理論です。 このモンタージュ理論は、いろいろな表現方法を模索していた1920年代の旧ソビエト連邦の映画界で誕生しました。2020/01/29

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【モンタージュ理論とクレショフ効果】ブランディングに使える映画 ...

 

合掌
 
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その映画が面白くても面白くなくても週一回投稿。

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ネタバレはほぼ無し。

なるべく偏りが無いようにはしているが、

お金を払わなくても観れる名作が主体。

お金を払わなくてはいい映画を観れないと言うのは妄語。

でも面白い時は🤣心から何かしたい。

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