雨月物語 1953年 日本大映
あらすじ
「近江の国琵琶湖北岸の村に暮らす貧農の源十郎は、
畑の世話をする傍らで焼物を作り町で売っていた。賤ヶ岳の戦いの 前に長浜が羽柴秀吉の軍勢により占領され、 賑わっていることを知った源十郎は、妻の宮木と子を残し、 焼物を載せた大八車を引いて長浜へ向かった。義弟の藤兵衛は、 侍になりたいと源十郎に同行する。 源十郎は大銭をもって村へ帰ってきた。 藤兵衛は市で見かけた侍に家来にするよう頼み込むが、具足と槍を 持って来いとあしらわれる。 源十郎は戦が続くうちに、さらに焼物を作り大儲けをしようと、
人が変わったように取り組むが、宮木は親子 3人が幸せに暮らせればそれで充分なのに、とつぶやく。源十郎と藤兵衛は焼物を窯へ入 Wikiれ、火を付けるが、折り悪く柴田勝家の軍勢が村へ近づいて来た。 男は人足として徴用され、女は乱暴される、 と村の人々は山へと逃げだす。窯の火は消えていたが、 焼物は綺麗に焼けていた。」
○所感
素晴らしい映画。
こうして見ると、京マチ子は何と偉大な女優なんだろう。
○監督:溝口健二
○原作:上田秋成
○出演
○若狭:京マチ子
若狭は幽霊だったのだろう。今更だが。
安永5年4月(1776年)の「雨月物語」、その時代よりも前、
私は、この原作の「蛇性の婬」
また、昭和から平成の似た話も知っている。
これは、ノンフィクションで、構成は似ているのだが、
○宮木:田中絹代
彼女は、夫思いの女。金に目が眩み、無理に仕事をする源十郎:森
何と言うか、こうゆうシーンがいくつもあって、
○源十郎:森雅之
この人の演ずる男の弱さは、
○阿濱:水戸光子
①源十郎:森雅之と宮木:田中絹代が子供のいる夫婦で陶芸職人。
②は①にくっついていくが、事あればすぐ、侍になろうとする。
これが、この作品の苦悩の中心人物だ。
後半、話が、②に傾くので、現代的な展開になり、
その原因は、この作品が「雨月物語」のおいしい採りをした上に、
○総括
「本作は『雨月物語』の他に、モーパッサンの短編小説「勲章」
を元にしている [2]が、明確に「勲章」を基にしたストーリーや設定はないものの、「妻の貞操と引き換え Wikiに念願の勲章を手に入れる」というモチーフが、 弟の藤兵衛と阿浜の物語と共通している。」
これである。
平成の「雨月物語」でも「妻の貞操と引き換えに念願の勲章を手に
合掌
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