文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)/京極 夏彦


京極作品は文字量が半端でなく多い。

起承転結が全て通常の書籍1冊分くらいあるのでは、というほど多い。

ミステリーで「承」と「転」が長いものは多いが、「結」が長い。

黒装束の京極堂の憑物落しは、それだけとっても起承転結が存在する。


憑物落しには順番が大事だから。

そうでないと、落ちるものも落ちなくなってしまうから。


このシリーズで登場人物にときめいたりはなかなかしない。

関は精神薄弱だし、

京極堂は偏屈で理屈屋だし、

榎木津は破天荒だし、

木場は一途で頑固すぎる。


私が一番好きなのは、中禅寺敦子だ。

と、言っても恋愛対象ではないので、あしからず。


すべてがFになる (講談社ノベルス)/森 博嗣

森作品はページ数が多い。

とはいっても京極夏彦作品よりは短いが。


だいたい、宵の頃から読み始めて夜中に読みおわる。

というか、ミステリーなので、読みおわらないと気持ち悪くて眠れない。


登場人物は多いが、明確に書き分けられているので特に迷うこともない。

犀川創平西之園萌絵、国枝桃子、儀同世津子、…


真加田四季

四季はまがうことなく才女だ。

頭の回転が速く、脳内はいつもクリアだ。

ある意味憧れ、ある意味恐れ、ある意味共感する。


想像上の人物であるとしても、会ってみたい人の一人である。

森見 登美彦
夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦作品のキャラクターはとにかく個性的だ。

※まぁ、個性的でなければ話にならないとも言えるが…。


そして、かなり突飛な話をいとも簡単に次へ次へと進めていってしまう。

さも当たり前だといわんばかりに。


現存するものと空想が入り乱れる、ある意味ファンタジーなこの物語を読んでこう思った。


そうだ、京都に行こう

(ふたばの豆大福を買いに…)

朝から曇り空が広がった。
昼前からしばらく雨が降ったが、夕時前には細長い低い雲がゆっくりと流れていった。
日が暮れてからは雨が降ったりやんだりの天気となった。
雨に濡れたアスファルトは街灯を映して光る。
少し早い七夕の笹が華やかな飾りをつけて静かに空へと伸びている。
アーティスト: PSY・S
タイトル: NON-FICTION

夜から降りだした雨は明け方に激しくなり朝もまだ降り止まなかった。

昼に近付くにつれて空は明るくなり、午後には曇り空となった。

気温は高くないが湿気が高い。

日暮れには青空も見えたが、見上げる高層ビルはうっすら靄がかかって見えた。

プランタでオレンジのマリーゴールドがにぎやかに咲いていた。


アーティスト: 小泉今日子
タイトル: 優しい雨