マツダスタジアムが開場して10年目の今シーズン
それでも ボクの中に 輝き続ける球場がある
そう 広島市民球場だ
そばを通り まばゆいカクテル光線を見上げるだけで 胸がときめいた
外からでも トランペットの音 地鳴りのような歓声が聞こえた
中に入ると ビールやうどんダシの匂いがした
ナイター前は 例えようもなく暑かった
記憶とは このようなものなのだろう
親父は熱狂的な巨人ファンだった
それでもボクがねだると どこからかチケットを入手し
巨人戦でなくとも 連れて行ってくれた
たまたま隣に座った人が 観戦のおともで持ってきたであろうゆで卵をくれたりなんて
そんなこともある時代だった
いや 今は今で マツダスタジアムは 野球ファンに誇れる 大好きな球場だ
でも 旧広島市民球場の想い出は 色褪せることはない
親父と観に行くと どういうわけかカープが勝つことが多かった
それが巨人戦であっても 終了後 親父はどこか満足そうだった
今は 跡地となってしまったけれど 必ずこのことを思い出し グッときてしまうのだ
こんな場所があったということが とても幸せなことだった

