ちょっと堅い話になるけれど せっかく感じたことなので残すことにした

 

 

そもそも 僕が 玉島へ行ったのは 懐かしい風景を 撮るためであった

 

 

 

 

だが ただ懐かしいだけでは 片付けることの出来ない背景があった

 

 

ご婦人に話を聞けたのだが

 

 

戦争が終わって 少しした頃は 商店街は大変賑わっていたこと

 

 

やがて モータリゼーションの波に飲まれ 人々がここから

 

 

出ていってしまったこと

 

 

そして それでも ここに残らなければならなかったこと

 

 

その理由も その時代ならではの 切ないものであったこと

 

 

 

 

 

 

僕は懐かしいというより 正直 撮りに来て悪かったのではないか

 

 

という思いになった

 

 

僕はご婦人に率直に聞いた

 

 

「こうやって僕らが撮りに来ることを どう思いますか?」

 

 

「変わったものが有るから 撮りに来るのは いいんじゃないの」

 

 

 

少し 諦めに似た感情なのかもしれない

 

 

写真を撮りに来る僕らに対してではなく 

 

 

こうなってしまった 今 に対しての感情

 

 

僕は この返事に ホッとするわけでもなく

 

 

少しやるせない気持ちになった

 

 

でも 話を聞くことが出来てよかった と思っている

 

 

偉そうに と言われてもいい

 

 

この話を含めて 僕は 写真 だと思っている

 

 

 

 

2018.2.24 

 

 

撮影地 岡山県倉敷市玉島

 

 

撮影機材 Canon EOS 6D