昨日、離婚カウンセラー仲間の方から、こんな動画を教えてもらいました。

それは、今回の東北地方太平洋沖地震で大きな被害を受けた日本に向け世界各地から寄せられた祈りのメッセージの映像です。

Pray for Japan 「日本のために祈ります」
この言葉の温かいメッセージを、「We Are The World」の曲をバックに作られています。



この動画の中でも、これほどの大災害に見舞われながらも冷静に対処している日本の国民性に向けて賞賛の言葉が送られていますが、この他にも今回の大震災に向けて日本を称賛する言葉が各国から寄せられています。

ソニー会長が日本人の「不屈の精神」称賛(WSJ)
 ソニーのハワード・ストリンガー会長が19日、米経済紙ウォールストリートジャーナルに、日本人の不屈の..........≪続きを読む≫


フランス人が絶賛する 日本人のココがすごい!
東北地方太平洋沖地震が起きたとき、フランスは朝の6時46分で、朝から一日中、ニュースは日本の地震の報..........≪続きを読む≫




これら外国の方達から見た日本人のまじめで誠実な行動は、驚きなのかもしれませんが、たぶん日本人にとっては当たり前のことであり、賞賛などに値するなどとは考えていないのかもしれない。

それは、自分のことはさておき人を思いやる気持ちや優しさなど、「困った時は、お互い様」だったり、「大変でしたね。お疲れ様」であったり、「この度は、お世話様でした」といった言葉を日常会話として日々使っている私たちにとっては、ごく当たり前のことなのかもしれません。

また、あの忌まわしい第2次世界大戦の後、見事に復興した日本であったり、阪神淡路大震災を始めとして、その後、何度も日本各地を襲った大震災からもその度に立ちあがってきた日本人を、我々は経験したり見聞きしているから、「今度だって、必ず立ち上がってみせる」と言えるのかもしれません。

各報道で、被災地で被害にあわれた方へのインタビューの中では、家を失い家族を亡くされた方達の多くが、力なく言葉少なに絶望の底に落ちていられる様子が映される中、中には、「立ち直って見せますよ」と元気に答えているお年寄りの方もいらっしゃいました。

そんな方の言葉に逆に勇気をもらったのですが、今日この動画を紹介したのは、この中で使われている曲「We Are The World」の歌詞を紹介しようと思ったからです。

この曲をご存じの方は多いと思いますが、この曲は、1985年、飢餓で苦しむアフリカに手を差し伸べようと、アメリカのトップ・アーティストたちが集結し作られたものです。

私は、そのメイキング映像を収録したDVDを持っており、この映像を始めてみた時、ロック大好き人間の私は、その錚々たるメンバーに驚愕を覚えたほどでした。

昨日、このYou Tubeの動画を見ながら、感動と感謝とで体が震え、涙がこぼれました。

そして、このDVDをあらためて観たくなり、観ていたら歌詞の日本語訳に目がとまり、その一節に、また感動したのでした。

この大災害で打ちのめされ立ちあがる力を無くされている方達、そして、同じ日本に住み、わずかでもそんな力が残っている我々に向けられたメッセージかもしれません。

こんな歌詞です。

疲れ果て希望もなくした時
それでも負けないと信じ続けるんだ
気づいて変わっていくには
共に立ち上がるしかない

「共に立ち上がるしかない」

既に立ち上がり、被災者の方達も支援のボランティアの方達も復興に向けられて動き出している姿も映し出されています。

先週は、食料品や日用品、ガソリンなどの買占めや品不足が報じられていました。

同時に、首都圏では計画停電の混乱にもかかわらず、駅で整然と並ばれている人たちや、各家庭・各企業での節電の協力など、「今私たちにできること」を考え、行動している日本の姿でもあります。

この歌詞の「疲れ果て希望もなくした時」ように、被災された方達はもちろんのこと、首都圏に住まわれていてそれほど被害はないかもしれないけれど、それでもたび重なる原発事故の報道や、相変わらず続く余震に不安になったり、心が折れそうになっておられる方もいるかもしれません。

それでも、今私たちに必要なのは「それでも負けないと信じ続けるんだ」ことであり、それに「気づいて変わっていくには」、私たちが、疲れ果て希望を無くされている人たちに手を差し伸べ、「共に立ち上がるしかない」のではないでしょうか。

一人ひとりができることは少ないかもしれません。
ボランティアとして被災地に行ける人は限られているでしょう。

それでも「今私たちにできること」を、していく時だと感じています。