今朝もいつものように夫婦や離婚などのニュースや話題をチェックしていましたが、なぜか今日に限ってたくさんありました。
どうしても一つに絞ることができなかったので、トータルに考えて書きたいと思います。
まずは、考え方や価値観は時代とともに変わるのだと言うことです。
それは、こんな記事を読むと感じます。
これは、夫が定年後、それまでの夫婦関係をリセットし、自ら料理をするなどして身辺自立し、新しい夫婦関係を築こうとしていると言うものです。
リセットと言っても、離婚すると言うことではなく、それまでの結婚生活のあり方を卒業すると言うことです。
これは、結婚や夫の転勤などに合わせ、その勤務先に近い支店や営業所で働ける制度が広まっていると言う話題です。
女性が仕事を辞める理由として多いのは、結婚する時や子どもを産む時ですが、この結婚の時とか結婚後の夫の転勤などで、それまでの勤め先に通勤できなくなることが多いと言います。
これに対して、その引越し先に近い支店や営業所などに異動ができる制度が広がっているそうです。
ただ、これは、そんな支店などがある大きな会社でなければできないことですが、中小企業でもこんな話題がありました。
それは、先日テレビにも出演したり産経新聞のシリーズ『イクメン学』でも紹介されていた青野慶久さんの会社で行われている制度です。
その会社は「サイボウズ」という会社で、ＩＴ関係のベンチャー企業ですが、社員各自が、その年は仕事中心で働くか家庭中心で働くかを選択できる制度を取り入れていると言うことでした。
仕事中心を選んだ人は、残業もしバリバリ働きますが、家庭中心を選んだ人は、定時で退社したり、時短で勤務したりすると言うのです。
この他にも、企業が女性の力を活用しなければいけないと考え、管理職や役員を増やしている会社がテレビで紹介されたり、イクメンの話題が毎日のように紙面を飾り、今日の話題のように、現役時代は仕事中心だったシニア世代が家事をしたり、女性が仕事を辞めないで良いような制度ができたりと、「男が外で働き、女性が家を守る」という考え方が変わってきたと同時に、考え方だけではなく制度も変わりつつあるようです。
昭和の高度成長の時代は、この「男が外で働き、女性が家を守る」が、それに一番適していた考え方だったのでしょう。
そして、その昔は、「産めよ増やせよ」と、富国強兵を謳っていた時代もあり、その時代時代の求めに適した考え方で、人々の生き方を扇動していたともいえるでしょう。
そして、今は、低成長時代で、ライフワークバランスが叫ばれ、新しい生き方を模索しているように時期なのかもしれません。
前に話題にもなった「離婚式」でも、こんな話題がありました。
これは、ある夫が、離婚式の後の会食中に二人の出会いから離婚までのスライドショーを見て、「なぜか、これまでの楽しかった時の思い出しか思い浮かばなかった「これを全部失っていいのか」と。相手の悪いところしか見ていなかった自分にも気づいたんです」と、この二日後、妻に「もう一度、やり直さないか」と声をかけ、今もご夫婦でいるそうです。
日頃、離婚や夫婦問題の話題にばかり目を向けているので、どうもネガティブなイメージしかないのですが、こんな話題も。
【妻の愛は今でもアツアツ！？バレンタイン、夫に「プレゼントする」８割超】
結婚する前より予算が下がったと言う人もいるようですが、その分高級チョコから手作りに変えたと言う声もあり、サプライズを用意したりと、夫を喜ばせようとする気持ちが垣間見えると書かれていました。
離婚を考えたり、夫婦に溝ができたと悩んでいるご夫婦が多いのは事実だけれど、このように愛を育み続けているご夫婦がたくさんいることも事実です。
今の時代は、いろんな面で個人を中心に考えられている傾向を感じますが、その前にコミュニティの最小単位である「家族」が、幸せな状態にあるかどうかが、一番のキーポイントだと思います。
どうしてもうまくいかない場合は、離婚して新たな形を追い求めるのもいいでしょうが、その前に、夫婦のコミュニケーションを見直し、溝を埋め直す作業も必要だと思います。
その為には、パートナーの「悪いところ」ばかりを見るのではなく、「良いところ」に視線を向け、「どうして自分がこの人と結婚を決意したのか」を、思い出してみてはいかがでしょう。
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