今日は、このニュースから書かせて頂きます。



【スイスで悲しみの遺族が対面 入院の夫、妻の死「知っている」】



これは、23日スイスで起こった鉄道脱線事故で亡くなられた女性の遺族が、スイスで遺体と対面したことを報じたものです。



私は、このようなニュースを聞くたびに、その遺族の悲しみと亡くなられた方の無念さを思うと胸が痛みます。



それは、27年前に私自身が経験した事だからです。



このブログでも何度か書かせて頂きましたが、私が25歳の時、3歳上の姉がサイパンに旅行中に事故で亡くなりました。



その事故は、今回のような大事故ではなく、姉が海で泳いでいる時にモーターボートにはねられると言う交通事故のようなもので、ニュースにはなりませんでした。



その一報を私が電話で受け、旅行代理店に手配していただいたチケットで、父と二人でサイパンに遺体を引き取りに行ったのでした。



もう、30年近く昔のことですから、その時の傷は癒えているのですが、国内外を問わず、事故で亡くなられた方の元で、遺族が悲しみに暮れている姿を見ると、あのときの映像が鮮明に浮んできます。



このスイスの事故のニュースでは、そのような映像は見ることはなかったのですが、このような記事を読むだけでも、愛する家族が突然亡くなると言う知らせを受けた家族が、どんな想いでいるかは、容易に想像ができます。



それは、残された側の悲しみですが、逝ってしまった人がどんなに無念であったか、楽しむために行った旅行先で、そんな悲劇が待ち受けていたなんて、誰ひとり想像できません。



私の姉も、28歳という若さで、一緒に行った彼と結婚を決意した幸せ絶頂の時に襲った悪夢でした。



その事故を起こした列車の運行が再開されたと、今朝のニュースで言っていました。



そのニュースで、鉄道会社の方か政府の人なのか見落としてしまいましたが、「予約が満席」だとか「運行に問題ない」など言っていました。



何か明るい表情に見えたのは、私だけでしょうか。



また、これからその鉄道に乗ると言う観光客の方のインタビューも流されていましたが、「信用して乗ります」とか「ツアーだから」とか「心から楽しめない」などと様々でした。



現地でどれだけこのニュースが報じられているのか分かりませんが、日本で起こった事故だったら、連日ニュースやワイドショーなどで流されるでしょうね。



想像でものを言ったらいけませんが、観光の国スイスならではと思ってしまいました。



亡くなられた方のご冥福をお祈りします。


ペタしてね


ブログランキングに参加しています。
応援クリックお願いします。


にほんブログ村 家族ブログ離婚・別居へ   人気ブログランキングへ   blogram投票ボタン