これまで何度かうつ病について書きました。
読み返してみて、上手く伝わらなかったかなとか、少し偏り過ぎた表現だったかなと、反省もありました。
今日書くことも、少しうつ病患者寄りになるかもしれませんが、ずっと思っていたことなので、書こうと思います。
それは、ご主人がうつ病に罹り、そのご主人との関わりで疲れ果て、離婚を考えて相談を寄せたものに対して、アドバイスをしたものを読んで、感じたことです。
そのアドバイスでは、離婚を勧めていました。
確かに、その看病に疲れ、ご主人の身勝手さや理不尽な行動に振り回され、離婚を考えてしまうのも、また、それに対して離婚を勧めるのも、仕方ないのかもしれません。
俺自身は、別れた妻から離婚したいと申し出された時に言われた理由は、全てうつ病とは無関係のことでしたが、その根底のどこかには、俺がうつ病であることが、全く影響していないかと言うと、そんなことはないと感じていました。
俺は、別れた妻から頼りになる存在であったと思います。
元々、職場での仲間として、相談に乗る形で交際が始まりましたし、彼女は俺のことを当時から「お兄さん」と呼び、それは結婚後も変わりませんでした。
それが、俺がうつ病になり、頼るどころか逆転してしまった。
それが直接の理由ではないとしても、影響はしただろうと思います。
そんな事があり、どうしてもこの離婚を勧めるアドバイスを、心穏やかに受け止める事が出来ないのです。
「うつ病のご主人を支えて頑張れ」なんて、安易には言えません。
たぶん、それが出来るのは、経済的にも余裕があったり、支える側にも精神的な余裕や元から楽観的な性格だったりと、出来る人と出来ない人がいると思うので、一概にそれを責めることはできません。
ただ、この相談文に書かれているご主人の行動の身勝手さや理不尽さは、そのうつ病がさせている行動であることが多いと思います。
もちろん、元からの性格でそういう行動をする人もいるでしょうから、一概に言えないのですが、例えば、ある出来事に対して、普通ならそんな大げさに反応することはないのに、ひどく悲観的な反応をしたり、泣き出したり、情緒不安定になったりします。
それらの多くは、うつ病の症状として起こることであったりします。
それらの行動は、病気がさせることだから、全て許して受け止めろ。
なんて、言えません。
でも、そのアドバイス文を読んでいると、どうしてもそれらの行動が、元からあるご主人の持って生まれた資質からくることと混同して判断しているように思われてしまうのです。
よく、痴呆症の家族を介護している方が、家族の顔も分からなくなったり理不尽な言動をすると、痴呆ゆえに起こっていると分かっていながらも、心穏やかではいられないと聞いたことがあります。
たぶん、それらは、うつ病や痴呆症以外にも、色んな精神の病に侵されている人にも言えることだと思います。
病がさせている言動。
俺も、そんな言動で、周りの人に迷惑をかけたことがたくさんありました。
それらは、うつ病の症状がさせたものや、その時の精神状態によって、起こることでした。
病気だから、許して。
なんて、言えません。
人にも「それは病気がさせていることだから許してあげなさい。受け止めてあげなさい。」なんて、言えません。
俺自身振り返っても、全て受け入れられるほど心が広くないので、自分のことを棚に上げて、人に言えません。
元来持っていることと、病気がさせていることとを分けて考えろと言っても、それは難しいかもしれません。
でも、まず「これは病気がさせていることだから」と、そこからご自身の認識を変えていくことかもしれません。
うつ病から回復されて、元の健康体になれば、そんな症状は消えるのですから。
でも、これも、それに耐えられる人と、そうではない人がいるでしょうから、出来ない人を責めることはできません。
伝えたいことがうまく表現出来たかわかりません。
でも、色んな障害者への差別や偏見も、こんなところから生まれているのではないかと思い、書いてみました。
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