積丹の海にも夏が来て、水温が20度ほどになったこの日、イカナゴの群れが
綺麗で、関西ではくぎ煮にするこの魚、北海道ではコウナゴ(小女子)という呼
び方が一般的ですが。
もとは北方系の魚で、水温が高くなり20度を超えたあたりになると、砂に潜り
「夏眠」するのだそうで今が見頃?の魚です。
これが成長してもっと大きくなったのがオオナゴ(大女子)で、成魚として3~4
年経ったものは、20~25cmはあったと思います。
それが漁獲高が激減し、いまは中女子?くらいの大きさがせいぜいですが。
久し振りにみかけたコウナゴ、急に燻製が食べたくなり、札幌のスーパーなど
では見かけないので、帰りがけの積丹町の田中商店で買い求めました。
製造元は小樽となっているので、小樽の土産物店にもあるのでしょうが。
もともとさほど脂が多い魚ではないので、結構しっかりとスモーク臭がついて
やや渋みも感じる燻製です。それがまた妙に懐かしいのですが。
そんなわけで、レモンをギュッと絞ってかけたものを皮ごと頭まで丸かじりで
いただきます。
酒は北海道の海辺の酒が良いかな?根室の「北の勝」とか釧路の「福司」など
似合いそうです。
今回は呑みかけの青森の酒にしましたが、次回はぜひ道産LOVEで…ですね。