先日、室蘭に行ってきました。
目的の一つ、工場夜景はあいにくの雨にかすみ、数枚撮って早々に退散し
室蘭に来たからには室蘭焼鳥でしょう、という事で夜景変じて焼き鳥へと。
お店はネットでも調べておいたのですが、ホテルでも伺い近くの4店を地図と
共に紹介してもらい、折角だから2軒位はハシゴしょうか?と、まずはホテル
から一番近い店へ。
ごく普通の店ですが、これが「あたり」で、室蘭焼鳥元祖の店だったのです。
常連さんが「タレで頼みなさい、80年の歴史の店だから」と言うと、ご主人が
「85年!」と訂正。
はい、もとよりタレでと思っていたので精肉とモツをタレで注文。
メニューは精肉、モツ、タン、ハツ、レバ、とり皮とありますが、とり皮以外は
全て「豚」で、それに辛子を付けていただくと言う食べ方は、札幌にも何軒か
室蘭焼き鳥の店があるので、ご存じの方も多いと思います。
それと普通は豚串というと長葱を挟んで焼きますが、室蘭では玉葱です。
ご主人は二代目で、このやり方を工夫したのは先代だそう。
元々は普通の長葱でやっていたのを、昭和22~3年頃から苗穂で玉葱の
栽培が始まりそれを使った…と仰っていましたが、日持ちの悪かった札幌黄
ではなく、現在の火持ちの良い玉葱の栽培が始まって、という意味でしょうね。
「うちの店初めてかい?」「はい」、「なら写真見るかい?と出してきたのが
こちらの写真。あれ、近江アナにタモリ?
「これ、ブラタモリですか」「うん、去年来てったんだよね」だそうで。
普段は見ないけれど、北海道編は気にしていたのに見落としていたなぁ…
昔の室蘭の話、鉄道の車輪の85%は室蘭製だという話など、色々と面白い
話を伺い、書ききれなく残念でしたが、また次回ぜひ。