ほの路 泥鰌丸なべ | Bグルときどき腕まくり

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主に札幌のラーメン他B級グルメの感想。口に合わなかったものは載せないので最低「普通に美味しい」ですが、お気に入りは★~★★★を付けました(☆はおまけ)。
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童謡に「どじょうっこ ふなっこ」と言う歌がありましたね。

は~るになれば し~ばれもとけて…と歌われるあれですね。

 

私が田舎にいた頃はまだ水田を作っていましたので、春になると水田の

水を引くための水路の補修を手伝いました。

 

僅かな水気しかない泥をさらっていると、泥鰌が出てきてびっくりする事も

たびたびでしたが、泥鰌は鰓呼吸をしながら水が無くなると皮膚呼吸に

切り替え、春を待つのですね。本当にたくましい奴です。

 

そして夏、泥鰌の旬を迎えます。

 

とは言っても、札幌では泥鰌はなかなかお目にかからなくて。

むかし狸小路のエイトビル(現アルシュ)の地下に、泥鰌料理の店があった

のですけれどね、とは言ってももう30年以上前ですが。

 

 

朝の通勤路、お店のメニューに「泥鰌(丸)なべ600円」の品書。

 

 

京都育ちの知人が「あそこの店は京都で修行した板さんがやっている」と

話していて、前から興味を持っていていたので早速この機会にと訪問。

 

 

突き出しは茶碗蒸しで、具はホッキの貝柱などでとても良いお味です。

これは期待が高まりますね。

 

 

鍋が出来る間、しめ鯖をいただきました。

かなり生っぽい仕上がりでそこは〇ですが、結構塩は強め

その分、酢はほとんど感じられないのは個人的にはちょっと寂しいです。

 

 

鍋が出来てきました。

泥鰌は10匹ほど入っていて、他に豆腐と牛蒡のささがきなど。

 

味は、甘さを控えて、かつ塩分は濃い目…と言ったらいいでしょうか?

浅草の駒形や飯田でいただく甘辛系の味とは違うだろうな?とは思って

いましたが…

でもまあ、リーズナブルに泥鰌をいただけた事には感謝です。

 

「京都で修行した…」という知人の話の先入観があって、品のいい小料理屋

かと思ったら、喫煙フリー、結構な音量で演歌がガンガン…居酒屋でした。

 

申し訳ないけれど私は、演歌(しかも声を張り上げコブシを回す純正演歌?)

も煙草も大嫌いなので、そこはちょっと残念でした。

きっと大将がお好きなのでしょう、そして演歌ファンの皆さんごめんなさい。

 

南14条西6丁目