7月から1か月見てきましたが、今週は先週より凄い。原作の深さを生かした、アニメ製作スタッフのみなさんの渾身の作品のように思えてきました。
第5回目となる本作品の凄さには、2つのポイントがあると思います。
1.人の気持ちの表現
スナコに言わせれば、皆に平等な「死」。
でもこの作品で伝わってくるのは、「死」が本人にとっては平等でも、その周りにいる人には平等ではないという事。
清水恵に襲われた徹。そして間もなく、他の村人と同じように訪れた「死」。

友人、先輩、兄弟とそれぞれがその死を悲しむのですが、それぞれが思う気持ちが違い、ぶつかり合います。冷静だが、深い悲しみに沈む「夏野」。

家族すら相手にしてもらえない「正雄」は、兄弟以上に慕っていた徹の死を見て慟哭。

その後、徹の兄弟である「葵」と「保」、そして「夏野」と夏野の一見冷静な態度に腹を立てた「正雄」が、それぞれ言い争いになります。

正雄が夏野に対して「徹ちゃんが死んだのに、お前は冷たい」となじります。
その後の葵の言葉が鮮烈。
「冷たいのはあんたのほうよ!あたしたちはそれ以上よ!・・あんたあたし達を慰めに来たの?それとも慰めてもらいたくて来たの!」
ネタバレで申し訳ないのですが、この台詞とこの描写には、久しぶりに鳥肌が出ました。
徹の死は変わらないのに、周りの人間の気持ちは全部異なる。
でもどの気持ちも分かる。
この描写をみて、そんな事を考えさせられました。
葵になじられ、やけになって家路につく正雄。でも彼にもすぐに災難がやってきます。

2.次々にやってくる恐怖の描写
死者が化け物になって、次々と人を襲う。
襲われたものも、また人を襲う。

先週、徹を襲った清水。口を舌なめずり。
そして、今週は図書館の司書が

正雄を襲います。

徹の通夜から、やけになって自宅に帰ってきた正雄を襲う。
そして正雄も・・・

この恐怖の連鎖、救いようもなく怖い。自分の周りで起きそうで嫌な感じがしてきます。
恐れ入りました。
今週も、すごい作品に痺れました。