バイトの想い出(伊唐大橋編) | マイティーの忍者生活(GPZ900R+バンバン90+ガーデニング)

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GPZ900R(ニンジャ)を中心に日常の出来事を書き綴ります。
このバイクは、学生時代から20年以上の付き合いなので、あらゆるトラブルを経験していますが、これからもずっと乗り続けたいと思っています。

2012年5月8日



大学生時代に大型バイクをゲットし、ライダー憧れの北海道ツーリングを企てていましたが、軍資金がありません。


バイクの購入資金を調達した型枠大工の棟梁に電話してみました。


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▲鹿児島県長島町


「今の現場は、鹿児島県長島町だけど来る?」って言ってくださいました。


長島から伊唐島に橋をかけるバブリーな工事現場で、もちろん住み込みです…(笑)


コッチの宿舎は一人部屋でテレビ付きでした!


発注者は、おそらく建設省だったと思います。



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伊唐大橋


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▲建設中の写真(鹿島建設のHPより)



ボクが現場にいた時は、斜張橋のタワー部分を立ち上げている時(上の写真の頃)でしたので、それはそれは足がすくむ高さでした。


仮設のエレベーターの振動もなかなかのものでしたよ…


この現場の工程会議は、元請けの鹿島建設の社員を始め、下請けの職人集団が激しく意見をぶつけあっていました。


当時、どこかスカしてハスに構えていた自分にとって、大人たちの良いモノを造るための一生懸命な姿に、初めて素直に「大人ってスゲ〜な…」と思ったものです。


この現場にいたのは一カ月半でしたが、途中、体調を崩して一週間ほど休みをもらったのですが…


バイト代が入った封筒を見てみると、40日間の北海道ツーリングに必要な金額の札束を封筒に入れて下さいました。


明らかにボクが働いた日数よりも多い金額でした。


バブル崩壊が始まった、平成5年の夏の話です。


おかげさまで念願だった北海道にツーリングに行くことができました。



棟梁には大変お世話になったにも関わらず、卒業前にご挨拶にも行けてないことが、今でも心残りです。


本当にありがとうございました。











明日は結婚式にお呼ばれしているので、早く寝ることにします。