はるかぜあなたは、はるかぜのようだった。 私だけに吹く、あたたかくやわらかなはるかぜのように、わたしのもとへやってきた。 まだまだ春を迎えることなどできそうになかったわたしのこころは、あなたに出逢ってやさしい色の花を咲かせた。 あわいピンク色のちいさなサクラのような、そんな花を咲かせた。