たっちゃんへ
たっちゃん
今日は君の命日ですね
君が突然逝ってしまって
絶望のなかにも
一年が経ちました
君はなぜ
死ななければならなかったのか
君はメモひとつ残すことなく
一年前のその日から
君探しの旅が始まったのです
そしてその後
君の死の理由を告発する
Twitterを見つけました
それが本当なら
君はどんなに辛かったことでしょう
君はどんなに
毎日が苦しかったことでしょう
私は
そんな君の苦しみに気付かず
毎日を安穏と過ごしていたのです
母親なのに
君を助けることが出来ませんでした
本当にごめんなさい
君の苦しみがどんなものであったのか
今となっては
想像することしか出来ません
君は言葉を残さなかったから
君のことなら何でもわかってる
そう思っていたけど そうじゃなかった
何もわかってなかったんだね
だから
これからもずっと
君探しの旅は続きます
この私の命が尽きるまで
そして君に逢えるまで
ねぇ たっちゃん
その時 君は
笑顔で逢ってくれますか
母さん、久しぶり って
手を差し伸べてくれますか
たっちゃん
母さんは今
君を想うために生きています