〜今年もありがとうございました〜


早いもので、今年も1年の終わりが

近づいてまいりました。


今年は(も)

なかなかの気まぐれ更新でしたが、

遊びに来てくださった優しいみなさま、

本当にありがとうございました。


きっと来年も変わらず

気まぐれ更新だと思いますが、

呆れながらも、その気まぐれにお付き合い

いただけたら、嬉しいです💦


来年もどうぞよろしくお願いします。


と、言うことで、、、


今年最後の更新に

『恋は突然』の櫻葉さんの

何気ない年越し風景をぶっこんで

ずらかりたいと思いますwww  

勿論!ご存知

『やまなし、おちなし、いみなし』の

たんな〜る日常話でごさいます!


よろしければ、覗いてやってください!



それではみなさま

よいお年を〜😊









ガチャッ


「さむっ…」


暖冬と言われている今年の冬でも
さすがに年末ともなれば、
一歩外に出れば、寒さで身が縮こまる。

それでも、なんだか身体がポカポカして

感じるのは、

初めて恋人と過ごす年越しに

浮足立っているから。


「くふふ。行ってきまーす」


大掃除を済ませた自宅に
呟くように挨拶すると

俺は作りたての、お節を手にして
冷たい空気に纏われながら、
大好きな彼の家に向かった。

つきあい出して知ったけど
櫻井さんの家は、
さほど俺の家から離れてなくて
歩いていける距離だった。


「櫻井さん…お節喜んでくれるかな…」


道すがら、櫻井さんのことを考えると

自然と顔がニヤケる。



考えてみれば
この1年は自分にとって
とても大きな1年だった。


まさに転機。


大ちゃん先生の病院に就職して
櫻井さんと再会できて

まさか…こうして

櫻井さんと
年越しできるなんて…
思ってもみなかった。


櫻井さん家に行くのは今日で2度目。

1度目は、クリスマス・イブの
俺の誕生日。


自分の誕生日がいつだなんて
全く伝えてなかったのに
クリスマスデートの後に
サプライズでお祝いしてくれた。
(ニノに聞いたらしい)


そういうとこ、
本当、カッコいいよね。



「とうちゃーくっと!」



ピンポ~ン

「あ、相葉くん?ちょ、ちょっと待って…」

「うんっ!」


あ…この声…。
多分…寝てたなwww


俺、約束の時間より早く着いちゃった
からな。

でも、寝坊しすぎじゃない?

ま、こういうとこがね、

かわいいんだけどねwww




ちなみに。

櫻井さん家は俺ん家のアパートと違って
広くて綺麗なマンション。

初めて行った時はビックリして思わず
「櫻井さんって何者!?」
って口走っちゃったっけwww



ガチャッ


「…ごめん、相葉くん。寝坊した…」

「うん。だと思ったwww。
寝癖すごいしwww。はい。お節」

「え!?マジ?

相葉くん作ってくれたの!?」


「定番なやつだけだよ?味の保証はない

からね…」

「いや、マジ嬉しい〜。
こりゃ、新年早々幸せじゃん!」


って、
櫻井さんは、お節をギュッと抱きしめた。


くふふ。
そんなに喜んでもらえたら
こっちも幸せだよ。

と、

思ったら。

あ、あれ?


「相葉くん。ありがとう」


へ?

いつの間にか、俺が抱きしめられてた。


「ど、ど、ど、どういたしまして////」


こ、こ、こういうとこね!

マジ、ドキドキさせられるから困る!


オモテになられる櫻井さんは
慣れてらっしゃるかもですがっ!

お、お、俺は、まだこういうの
免疫ないんですけどーっ!?


やばいっ!
は、話をっ!

なにか、話して気をそらさなきゃっ!



「さ、櫻井さん、あの、あ、あれっ!
あれは…終わった?」

「ん?」


「大掃除…」

「え?…………」


櫻井さんの身体がそっと俺から離れた。


「あー…いや…」


…まだ、、、なんですね?


「俺手伝うから、済ませちゃおっか?」

「いや、でも…」

「ほら、2人だとすぐ終わるよ?」


火照る顔の俺とは対照的に
青ざめる櫻井さん。


ちょっと待ってね!櫻井さんっ!

俺にも心の準備が必要なわけ!


掃除しながら免疫増やすからっ!



「さっ!やっちゃいますかね!」


俺は
既に知っている『掃除すべく部屋』の
ドアを開けた。








櫻井さん家は広くて綺麗。

でもね。

実は一部屋だけ開かずの間?があって。
そこは、部屋と言うより、倉庫化しち
ゃってるのだ。

どうやら、俺を初めて家に呼ぶと決めて
慌てて掃除した櫻井さんは
散らかってた物を片付けるために
全てをそこに詰め込んだらしい。

で、俺の誕生日に

見た目めちゃ綺麗な部屋でオシャレで

お祝いしてくれたのに、、、

酔っ払った俺が
トイレと間違えて、その部屋のドアを
開けちゃったから、、、さぁ、大変!
結局、全部バレバレwww


ごめんね。。。櫻井さん。

せっかくの『櫻井家綺麗な部屋計画』を
台無しにしちゃって。

でも、

俺、、、

そんな櫻井さん見て

逆に、すごく好きになったんだよ。



「「おーーーっ!綺麗になったー!」」


倉庫部屋の片付けは
結構短時間で終わった。


「ありがとう相葉くん!
これで、いい正月が迎えられるわ!」

「うん!スッキリしたね!」

「相葉くん、コーヒー飲む?」

「あ、俺淹れるよ!」

「いや、座ってて。手伝ってもらった
んだからコーヒーくらい俺が淹れるよ」

「くふふ。ありがとう」


俺は促されたソファに腰をおろした。


好きな人の部屋で

好きな人が淹れてくれるコーヒーを
待つ。

暫くすると

ほんのりと、コーヒーの香りが

リビングへ届き始めた。




ふふふ。

いいなぁ…。

こういうの。


幸せだなぁ…。


俺は
幸せの空間に包まれながら
ゆっくり目を閉じた。


「あれ?相葉くん眠っちゃった?」

「ん〜?起きてるよ〜」

「掃除、疲れたよね。ごめん」


櫻井さんはコーヒーを俺に渡して
隣に座った。


「ううん。幸せに酔いしれてたwww」

「ははは。なに、それ?」

「ん~~?なんか、幸せって
こういうことなんだろうなぁ~って
思ってさぁ」

「へぇ~。なんか、嬉しいなぁ」

「へ?」

「だってそれってさ、"俺と一緒にいる

時間"ってことだよね?」




あ…//////。しまった…。


「…そ…そうです/////」



ズズッ…

俺は照れくさくて

慌ててコーヒーを口にした。



「コーヒー美味し…」

「そ?」

「…うん////」

「よかった」



う"ーーーっ////


なんで?

なんでそんなに余裕なの?櫻井さんっ!


俺なんてこんなに

心臓がドッキンドッキンの

バッコバッコなのに〜っ!



「でもさ、相葉くん?」

「ん?」

「その幸せな時間、今日はまだまだ
続くんだよ?分かってる?」

「え…」

「今日は今年一番の幸せな夜にしようね?

相葉くん…」


「さ…くらい…さん?」


櫻井さんはそう言って

ニッコリ笑うと


優しいキスを俺にくれた。




だっ!!!



だからーっ!!!


ちょっと待って!櫻井さんっ!
俺、まだ心の準備がぁーーーっ!!!




その後、俺は

櫻井さんにドキドキさせられながら

流されるままに、時間を過ごした。


そして


櫻井さんが言ってた通り


1年最後のその日に俺は


今年一番の幸せな夜を…

本当に本当に幸せな時間を…


櫻井さんからもらったんだ。


え?

どんな夜だったか?


そ、それは…


「雅紀ーーっ!そろそろ初詣行くぞー」

「あ!ちょっと待って!」

「体調は大丈夫か?」

「う、うん////大丈夫。行こ、行こ」



それは…ね。


ごめん。


誰にも言えないんだ。


だってそれは


櫻井さんと俺だけの

ヒ・ミ・ツな夜のお話だから!






おしまいwww







薄っぺらい話でごめんなさい💦

最後までお付き合いくださった方

ありがとうございました🙇


本当は、この話の前に

雅紀くんの誕生日話をアップする

予定でしたが、

色々あって水の泡になりまして😅

誕生日話と年越し話をくっつけたら

纏まりのないこんな話になってしまった💦

意味分からなかったら、ごめんなさい💦