スコットランドでは本日より、床屋、美容院、パブ、レストランなど、最後まで残っていた業種が再開され、全ての業種がめでたくBackToBuisinessになりました。

 

 ロックダウン以前より、病弱息子は学校を自主休校させていましたので、4ヶ月ほど、顔突き合わせて生活していることになります。

 この4ヶ月、いろいろびっくりさせられる事は数々ございまして、学校の先生方のご苦労が忍ばれて…忍ばれて…早く学校始まらないかな←ほんとこれ。

 

 私はNY時代に、給料のほぼ全てをメトロポリタン・オペラ座につぎ込んだ成果で、一応オペラのほぼ全てに近い演目は網羅されています。

 が、こちとら、異次元由来の驚異の記憶力を持っている異次元息子とは違いまして、オペラを観る=その言語がわかる、なんて事はサラサラない。

 繰り返し出てくる「復讐」とか「哀れみたまえ」とか、「構えろ」とか、「みよ、恐ろしい深紅の炎を」とか、およそ日常生活には使えない単語しか存じませんで。

 

 息子が、

「お母さん!お母さん!この歌!この歌、良い!なんの曲?」

と、PC持って駆け込んできだときの音楽がロシア語だった時の私の絶望をお分かりいただけるでしょうか?

 

「私にわかるロシア語は ya vas lyublyuだけ!」

と、エフネギー・オネーギンを観に行った時に息子にはいいましたが、ここまでピンポイントなのもどうよ。

 

 

 膝から崩れ落ちつつも、答えられたこのアリアは、その名も”Ya vas lyublyu”、スペードの女王の第二幕のアリアでございます。

 歌っている歌手は、Dmitri Hvorostovski、ロシア生まれのバリトン歌手。

 

 この歌から、息子のロシア語熱が再燃したと言っても過言ではありません。

 スペードの女王のロシア語英語対訳本を読破した息子は、次のエフネギー・オネーギンに照準を絞っている…のを必死に止めている最中で

 

 あれはキツイぞ。

 日本語で読んでもキツかった。

 

 そして、親の使い方にも長けた息子なので、物理に進んで欲しい願望だだ漏れの夫@NYと一緒に読んでいるのがこちら。

 

 

 

 もちろん、英語版です。

 

 異次元息子はロシア語で読みたくて読みたくて…必死に止めている最中です

 

 オペラと物理でロシア語を

 

 異次元息子の思考は謎が多い。

 

 

 ついでに、お友達と共同製作中のオペラ、言語はイタリア語だそうです。

 ええ、息子はイタリア語は全く知りませんよ←知らないはずだぞ。

「だって、オペラ言語はイタリア語!

 大丈夫、殺人事件で法廷劇だし、”この殺人者!”と”哀れみを”で通るよ」

 

 何がどう大丈夫なのか、私にはさっぱり解りかねます。