9年前の今頃、繋がらない電話を何度もかけたりメールを送ったりしてた。
会議中に地震が起きて。
こちらは幸いたいしたことがなかったけど。
前日から妹が仕事で関東に行くって言ってたのを思い出して。
一晩中、連絡し続けた。
翌日届いたメールで妹の無事は確認されたけど、食料がないとのこと。
ビジネスホテルの高層階で被災したので、揺れはものすごかったらしい。
仕事どころではなくなった妹。
けど、交通網もマヒしていつ帰れるか目処が立たない。
３日後、なんとか飛行機に乗ることができた妹を母と新千歳空港まで迎えに行った。
顔を見てようやく安心できた。
心配だったのは妹だけじゃない。
楽天ブログで知り合いになり、宮城在住のブロ友さん。
この方とも連絡が取れなくなり、翌日無事の知らせが来た。
妹は帰って来れば普段の生活に戻れるけど、被災地の人はそうはいかない。
ブロ友さんも一時は避難所生活をしていた。
宅配便が送れるようになってすぐ、保存のきく食べ物などを段ボールいっぱい送った。
生鮮食品も手に入らないとのことだけど、常温のものしか送れなかったので、楽天で卵(常温で送れた)を買って送ったりもした。
120個の卵はご近所さんと分け合って食べたと連絡があった。
あれから９年なんだな…
色々あったな。
私の色々なんて、被災された方たちに比べたらなんてことないと思う。
大変だろうな、辛いだろうなと考えてはみるけど、当たり前が当たり前でない日々になってしまった辛さは被災された方にしかわかり得ないんだと思う。
普通がいちばんなんだとしみじみ思った３月１１日。