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(あらすじ-wikipediaより)
土地開発公団の副総裁、岩渕の娘、佳子と秘書、西の結婚式が盛大に始まった。公団と建設会社の数十億にのぼる汚職を嗅ぎつけた新聞記者達も駆けつけた。案の定、式の始まる直前、公団の課長補佐、和田が警察に拘引された。
ケーキ入刀で、運ばれてきたケーキを見て、岩淵の部下である守山と白井は驚愕する。公団のビルをかたどったケーキの7階に赤いバラの花が刺さっている。5年前、公団の課長補佐、古谷がこの窓から飛び降り自殺したのは周知の事実となっていた。
佳子の兄・辰夫は「西、妹を不幸せにしたら貴様、殺すぞ」と、一風変わった祝辞を述べる。佳子は足が悪い。それは昔、辰夫が自転車で佳子を乗せていた時に起きた事故が原因だったのだ。
刑事の尋問に黙秘を通した和田は、自殺しようと火山の火口に向かうが、それを助けたのは岩渕の娘婿の西であった。新聞では「公団の課長補佐自殺」の文字が躍っている。和田の葬儀が行われている。西は和田を車に乗せ、自分の葬儀の様子を見せる。和田の上司、守山と白井が弔問に来た。西はテープレコーダーで隠し取った会話を聞かせた。守山と白井は和田の自殺を嘲笑っている。自分に罪を着せた2人にやりきれない怒りを覚える和田。
白井は貸し金庫の現金を取りに行って、現金が無くなり、替わりにあのビルの写真がはいっていたのを守山部長に報告した。しかし、和田亡き後、貸し金庫の鍵は白井しか知らないため、白井は現金横領の嫌疑を受ける。
白井は深夜憔悴して帰宅途中、暗がりにいる和田の幽霊を見た。白井は上司、守山達に和田が生きていると訴えたが相手にしてもらえない。そのうち、客先にまで和田の件を喋り始めたため、殺し屋に狙われるはめになる。
西に殺し屋の手から救われた白井は、車の後部座席に和田が乗っていたので驚愕した。やがて、西は白井を公団ビルの7階に連れて行く。深夜のビルで西は、5年前にこの7階から飛び降りて自殺した古谷が自分の父親だと明かし、白井を殺そうとする。西(実は板倉)は友人(西)と戸籍の交換をして西に成りきり、父の自殺の原因である岩渕に復讐するため、娘の佳子と結婚したのだった。
死の恐怖を味わった白井は発狂した。その頃、守山の調査で西の素性が露呈する。西と板倉は戦後の焼け跡の廃墟に守山を拉致する。和田は真実を佳子に知らせるべく、佳子を廃墟に連れてきた。佳子は西から父親の犯罪を知らされる。互いに愛し合っていた西と佳子は抱擁する。
しかし、岩渕は娘を騙して西の所在を掴むと殺し屋を差し向けた。兄の辰夫と廃墟へ向かう佳子は途中、事故で無残な姿の車を見た。廃墟では板倉が自暴自棄になっていた。板倉の口から西が血管にアルコールを注射され、車の事故に見せかけて殺されたことが語られる。板倉は巨悪に立ち向かえない無力さを嘆いて咆哮するだけだった。
なんていうか・・・・とても感じたのは
誰も幸せになれない絶望感。
だったのですが、
色々と考えさせられる内容で。。
三船さんもどちらかというと中年(外見)で、周りを固めるのも西村晃さんやら、
藤原釜足さんやら、志村喬さんやら、そのほぼ
悪人!
しかも、この悪人っていうのは、自分の身に降りかかる火の粉っていうのは
簡単に振り払うわけで、邪魔になった部下は「信頼しているから、よろしく」だけで
自殺に追い込める訳です。
その悪人をどうにかして、ブタ箱に送り込みたいと思うのが
5年間、父の仇として憎んで憎んで、ただ憎み続けた西幸一だったのですが
見る前から、大体あらすじなどで話の筋は分かっていたので、余計にかもしれませんが
とても可愛そうで(そういう生き方しかできなかったのが)たまりませんでした。
しかも、復讐の勢いはあるが、隠蔽とかそういうのが下手な訳で
自分の結婚式に父親が飛び降りした建物を模したケーキを出したり
父親の告別式の写真にこっそり?写ってしまったり
ほぼ、自分で何もかもしようとして、嫁や義父にも疑われたり。
どうせ、するなら戸籍入れ替えだけじゃなくて、自分の戸籍を殺して死亡届とか出しちゃって
きちんと身辺整理してからでもよくね!?と思ってしまったのですが、まあそうでないと
佳子さんと結婚できなかった訳ですからねー。うーむ。
佳子さん、辰夫さん兄弟は、あの悪人父親の愛情を一心に受け育ってきたのか
正義感も強く、佳子さんは「心の可愛い人」
だから、西も惚れたんでしょうね。うん、佳子さんは可愛い。ってか、香川京子可愛い。
でも、その二人の幸せは、いろんな人の涙や苦しみを踏みにじって培われてきたものとは
考えただけでリアル。
最後は、副総裁は二人の子供を失い、家族をなくしてしまい、培ってきた家族との未来すら
奪われてしまったという点では、西のしたことは意味がないわけでなかった気がする。
でも、佳子さんが最後は心を失ったというのはあまりにデカい代償だけど。
西も真っ白な天使のような男ではなくて、父親の飛び降り写真を懐に隠し、
私生児として復讐を胸に生きてきた男。
最初は真っ白な羽だったのに、どす黒い悪人たちを手に染めることによって
きっと本人もいつの間にか真っ黒になってしまっていたと思います。
それが如実にきっと現れてるのが「口笛」
楽しげな曲ですが
目 が ま る で 笑 っ て な い
仇討ちをしていても、きっとどこかで因果応報みたいに自分にもその何かは帰ってきてたと
思います。うまく言えずに歯がゆいのですが。。。
最後の傷ついた西を一切写すことなく、ボロボロの車、ボロボロの残されたコート。
そして割れた注射器を見ると胸が押しつぶされそうでした。
あの副総裁はその手の人たちを大勢やったんでしょうね。
自分の手を一滴の血で汚すことなく、きっと。
あと、印象的だなーと思ったのは
佳子と西が気持ちを確かめ合うキスシーン。
二人はやっと唇を交わすけど、決してその間に低く隔てられたコンクリートを
超えることはない。
それは二人の住む世界が既に違って、熱いキスはできるけど
その「世界」に踏み込むことはしない。
みたいな。
しかしながら、これだけのことがあっても真の黒幕はスクリーンにも姿を現さず
「よく眠って」るんだろうな。
さてさて、今回の三船さんですが
(私の中の”愛称”が「とーやん」なので、以後名称は「とーやん」で)
とーやん!素敵!おっさんでも素敵!(失礼だな
だって、眼鏡だよ!!!!!!!!

個人的に、おかしいほど眼鏡フェチな私。
とーやん出演作品でも、ここまで眼鏡で出っぱなしってありました??
(あとで考えると「生きものの記録」がありましたね)
ポマードびっちーーーで、暑苦しそうな背広に、多少、年くってるし、何しろあんなおっさん眼鏡
(失礼だな
に私が萌えるわけない!とたかをくくってたけど
やっぱり、メガネには、弱いみたいです。
可哀想な役柄も相まって、萌えたーーーー!激萌えたーーーーー!!!
あれで、誘拐とかする際には眼鏡とか取ったらよかったのに!!!!
むしろ、最後の逃亡のところとかちょっと前髪ぱさぁっとかでもよかったのに!!!
(その点で言うと、松田優作の「蘇える金狼」は、かなりいい)
とか、我侭言ってみました。
はぁーーー、内容は少し理屈っぽいけど
とーやんのビジュアル的にはかなり上位に食い込みそうです。
あ、個人的には志村さんの誘拐されてからの、板倉との3人のシーン好きー。
あそこ和みます!