以前、人里離れた山奥や無人島で、生活してる方々のドキュメントを、テレビで拝見した事があります。

そこには人家から遠く離れた、忘れ去られた様な山居でくらす若夫婦や、無人島ぐらしの還暦の私と同世代と思われる男性、山里の空き家を改装して暮らす夫婦、、などが生き生きと写し出されていました。


ボンヤリとした憧れで深山生活を、夢見ている私などには、眩しすぎる映像が続きました。


力を合わせて畑作に汗する若夫婦は、ただの憧れの田舎暮らしでは無く、

確固とした人生観を持ち、子育てについてもその環境での教育の必要性や、

学業への影響など、その年齢を超えた見識を備えてました。


やはり、都会での子育て環境に、いささかの疑問をもたれた、若者夫婦が多いようです。

わたしも、共感する所が多々ありますが、

動機が、その子息の教育の場を考えての事で、子供が巣立った後は、またその指針が

変わるかも知れません。


それに対して高齢の方は、複雑な事情が有る様です。

人間関係に嫌気がさしての逃避か、本来から社会生活に馴染むのが苦手な人、

あるいは宗教的な思想で、あえて自然の中に身を置いて居るかも。


それぞれに事情があるでしょうが、


それじゃ、私は何が深山幽谷に、その思いを抱くのだろうか?

実は、都会生活に十分に満足していて、精神的な罪悪感からの偽善化かも知れません。


あるいは先が見えた人生への、寂しい抵抗かも。

小市民的な生活が体にべったりと、染み付いてしまって、山奥で神仏の手を借りて洗い流そうと

企んでいるのです。


嫌な性格です。

自分を変える事すら、山の神さんに頼ろうとしている。


身に詰まされる、友の心境を聞きました。

この8月、定年を迎える悪友がおります。

同情すれども、、、


大学出てから、某社一筋、私の様に転々と職を変える事無く、会社の為に彼は真面目、いや馬鹿真面目に

生きてきたんです。

融通きかない男で、酒はいけるが女も博打も無縁、趣味は釣り。

その釣りも渓流の独行のみで、サークルなど入らずテント持参で、3日も4日も沢ごもり。

女房とは、顔合わせているのに、手紙で会話、、、

‘お前、たまには夫婦で出かけろよ、、‘

我々酒友の忠告など、聞く耳持たずで、会社9割渓流1割のマイペース男。


奥さんとは1度だけお会いしたが、物静かな口数少ない、ご主人について行くタイプで、

この悪友にしては、出来た奥方と関心しましたが、、


が、


定年を真近に控えて、自身の身の振り方を彼なりに考えた様で、口を開けば仕事の話題しか無い

井戸の蛙男が、家庭の悩みを持ち出した。

群馬県の谷川岳の麓に、小別荘を見つけたので、女房と2人彼の地で暮らそうと思ってる事。

資金は、退職金と年金で慎ましくやれば、何とかやれるらしい。

数ヶ月前、奥さんには伝えてあったようです。


ところがここへ来て、奥さんの態度が豹変したらしい。

‘群馬には、行きたくありません‘

‘どうしても行くのなら、貴方一人で行って下さい。住み慣れて友人も多いここは、離れられません‘


彼には相当ショックだった様です。


飲み会仲間はこれは聞いて、彼を除く全員盛り上がった。

皆、奥さんに喝采の大拍手。

当たり前だ。

会社行って、金運んで来るだけの郵便や男が、いまさら女房を引っ張り出すなよ。

奥さんは、お前が居なくても、自分で生きる基盤を見つけてるんだよ。

自業自得だ。家で会話もない、だまっている奥さんを蔑ろにしてた、お前が蒔いた種だよ。


彼に対し非難の嵐で、、、


いささか、気の毒な気がするが、

やはり奥さんに賛意を表する。

会社人間と言われるが、私を含めて哀れな性で、家族を支えなければと思う程に、

生真面目に会社に尽くして、所得を上げ様と頑張る。

もともと大して能力も無いし、心の幅も狭い我々は、家庭を大事にする事を忘れ、家族との日常会話のなかで

愛する妻と2人で、行く方向を確かめあいながら暮らす事を、知らず知らず忘れてしまう。

それを、仕事第一が男の甲斐性などと、都合の良い言い訳を付けて、

マンネリ化した家庭生活からの逃避を図る。


彼のケースもそれだ。

私も同様かも知れない。

定年を境にして、夫婦の間に溝が出来る話は、ここの所多く耳にする。

やはり大半は、男性側に原因が有る様です。


その後の彼は、奥さんとどうなったか?

‘女房蔑ろにしてた、俺が悪かったよ‘

この辺のコメントを期待して、他の酒友と彼の事を酒の肴にしてます。

根が気の弱い愛すべき男なので、奥さんと立場が逆転した生活が待ってるでしょう。

此れが本来の姿です。


カカア天下こそ、夫婦円満のコツ。

第二の人生は、妻に捧げるために在る。


もっとも、女房側から言わせると、、、


今まで、グウタラおやじに合わせて来たのに、今度は枯れススキの濡れ落ち葉。

いい加減にしてよ。。。





先ごろ、同業者が山梨に倉庫を借りる手続きに、同行しまして、ついでに田舎暮らし作戦の

実情を探ってきました。

甲府から小一時間の、製紙で有名?な町です。

公道からちょっと入ると、すぐに人の気配が無くなり、山間の畑が続き、

そのまま、田舎暮らし始められそう。


ここが故郷の友人に尋ねると、数百万で畑付の中古住宅が、結構在ると言う。

ちょいと心が動き、深く尋ねると役場の中に、移住希望者の相談を受け付ける窓口が、

有ると言われました。


話には聞いてましたが、東京から2時間たらずの、甲府近辺でも人口の減少が、

深刻な問題として、あるらしいです。


気に入った一軒で、持ち主さんの話を聞く事が出来ました。

近くに病院が無いこと、学校まで遠い事、バス通りまで20分ぐらいかかる事、畑の真ん中に沢が流れていて、行き来が不便な事、,,etc,,


私にとっては、全てノープロブレム。

不便が、快楽。

不便を、求めて空き家をさがしてます‘、、

この私の一言で、雄弁大家さんは、絶句。

何を考えてるんだ?と言う顔で、私を見つめてました。


車も何とか庭まで入る。

池で、魚を飼いたいと思ってるので、敷地に沢は、願ってもない。

空き家の状態は、仙人生活希望の私から見て、新築同様。

言うことなし。


ただ一つを、除いては。。。


地域に若い男手が無く、

部落の会合に、出てもらえる事。


若い男?

おれは60だ‘、、口に出すのを、ぐっと堪えて、

‘そうですよねえ‘。‘地域に根ざすためには、当たり前ですよねえ‘


たしかに、本通りを歩いてる方々は、私より一回り先輩かな?


仙人生活には、程遠い。

安直に探した、俺が馬鹿です。

大家さんには、ご迷惑おかけしました。

やはり、地方の生活では部落の人との付き合いや、行事の積極的参加が、

欠かせませんね。わかっているのですが、この点がネックです。

仲間で定年迎えて、第二の人生で都会と田舎の、ダブル生活している人が、結構います。

住まいは其のままで、安別荘買ったり、リゾートマンション買ったり、実家の空き地にプレハブ建てたり

皆さん楽しんでます。


悠々自適で、本当に羨ましいです。

私も山小屋生活に、昔から憧れています。

ただ皆とちょっと違うんです。


山の奥の奥で、仙人か修験者か、はたまた世捨て人か?

家は粗末なあばら家で、庭の川で顔洗い、ランプの明かりで、五右衛門風呂、。。

こんな生活なんです。


暇な都会人の、わがままで田舎を、甘く見た夢ですよね。

手探りで書いてます

要は慣れろで、投稿してみました。

果たして、載るのかな?

これで良ければ、本格コメントです。