父の名前の1文字を貰っているって知って
羨ましかった。
父の名前は2つあって
当時電話など各家庭に普及していない時代
父を産んだ祖母は出生届を親戚の人に頼んだと言う、
その時名前を「稔男」と付けたが
届を出しに行った親戚の人が
名前を忘れてしまい「5番目に産まれた子だから五郎」と付けたとか
祖母達は父の事をずっと「稔男」だの
「としぼう」だのと呼んでいたが
学校へあがる時になって戸籍の名前が
五郎だって事に気がついたと言う。
従姉などは父の話になると
「稔男伯父さん」と今でも呼ぶ
私は子供の頃「どうして父には名前が2つあるのだうか?」と不思議だった。
父の年に近づいてきて、最近よく父の事を
思い出す、優しい父だった。

後楽園

