裁判所も年越し
年末は25日を目処にどんどん案件が無くなり、年始は10日を過ぎるまでは殆んど案件が無くつまらない休日をすごしておりましたが、先日16日来ました~ヾ(@°▽°@)ノ 傍聴を始めるようになって3ヶ月、
これぞ悪人ってやつをみました。概要は以下の通りです。
【罪名】 殺人・放火・覚醒剤使用・器物は損・公務執行妨害
【内容】 覚醒剤所持で刑に服し仮釈放で久しぶりに自宅へ帰った被告。出所当日は親子水入らずで
食事をしたそうです。しかし翌朝パンツ一丁で路上をぶらついたり、近所の人に絡んだりしたそう
です。 そう「早速クスリやってしまいました」 そして咎めた父親を包丁3本使い腹部を刺しまくり
殺害。すぐに自宅に火を点け放火!外に飛び出し騒ぎを聞きつけて駆けつけた大家さんに暴行。
通りがかったタクシードライバー、介護施設送迎運転手次々と暴行。ちなみに放火で文化住宅は
全焼。上階の住人死亡。捕まって警察で暴れ2人の警官に暴行。
どうです?とんでもない奴でしょ?
【ポイント】 被告、弁護人とも覚醒剤使用については認めているものの、他罪状については精神錯乱状
態のため刑の減刑または無罪を主張。
これから検察、弁護人とも証人尋問、証拠請求などで対決するでしょう。
【感想】 こんな事件はやはり裁判員制度が有効だろうと思う。法律の解釈であれば確かに精神状態
は重要なポイントであるが一般市民感覚では「こんな奴、近くでおったら嫌や。自分の愛する人達
がこんな奴に危害を加えられたら嫌や。塀の外に出すな!」これが本音だろう。
これから6回の審理を経て結審となるが、この裁判はじっくりと見守っていこう!!
因みにこの裁判を担当する裁判長。冷静沈着で好きな一人。1年前には死刑判決を出している
ので、今回も極刑の可能性あるかも・・・