激動の時代を共に生きる素敵なあなたへ

 

 

ご訪問ありがとうございます。ニコニコ

 

 

 

 

英語のレベル別読本の感想を主に書いておりますが、

 

NHK語学のアプリ、

「英会話タイムトライアル」「まいにちフランス語入門編」「まいにちドイツ語入門編」を学んでいるアラカン目前のシングル女子(?)です。

 

 

 

新型コロナウイルス肺炎、1日も早く終息しますように・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、心を入れ替えて(?)あせる

 

英語多読の学習記録を続けていこうと思います。ニコニコ

 

 

 

 

 

 

OXFORD BOOKWORMS STAGE4の

「Lord Jim 」

語数:19,160/ YL: 4.4(4.4-4.4)本文86ページを読みました。

 

 

 

 

この「Lord Jim」は、

 

作者の船乗りとしての経験を元に書かれています。

 

冒険談・・・と言えば、そうなのかもですが、

 

 

主人公のJimの苦悩から始まるところが、

 

単なる冒険話ではないのだなと推察されました。

 

 

 

船乗りとして彼の人生が始まった時、

 

彼は海での心躍る冒険を夢見ていました。

 

最初の航海で嵐に見舞われた時、

友人たちが迅速に対応する中、

彼は立ち尽くすだけで、何も出来ませんでした。

 

 

They were so proud of what they had done! 

He, too, he had wanted to show his bravery.

 

 

 

再び

船に乗るチャンスがあるのですが、

またしても船上で嵐にあい

今度は足を骨折し、入院してしまいます。

 

なかなか、彼の勇敢さを発揮することが出来ません。

 

 

 

 

歩くことが出来るまで回復した彼は、

三度目の正直のように、

(これは私の勝手な解釈です。この表現に見合う英文はありません!)

 

 

もう一度船に乗ることを決断します。

 

 

 

それは、一等航海士として乗り込んだ、

800人もの乗客を乗せ

 

インド洋を横切る古いPatna号という船の

 

航海中に起きました。

 

 When the accident happens and it is time for a brave man to do his duty, Jim fails to act like the hero of his dreams.

 

その時も、

彼はヒーローのように活躍することが出来ませんでした。

 

 

 

coward と陰口を叩かれてしまうのです。

 

 

巻末のGLOSSARYに、

 

coward   

someone who  shows fear or weakness in dangerous or unpleasant situations

 

とあります。

 

生存者は、Jimを含めて4人

 

船の事故の聴聞会が行われる前に

 

船長は逃げてしまい、2人は入院

 

 

結局、

 

Jimだけが聴聞会に出席し、

 

 

船の金属部分の壁に穴が開き

何が起きたか懸命に説明するのですが、

 

Telling the truth was not enough, thought Jim; words were no good to him any longer.

 

 

その中で Marlow だけが、

Jimに対して、理解を示すのでした。

 

 

船上で3回もアクシデントに出会い、

勇敢に活躍することが出来なかったJimですが、

 

決して、モヤシ男子ではなく・・・

 

Marlowの第一印象は、

.... because he looked so clean-faced, so strong, so brave.

 

 

なのに、何故・・・?

 

 

It is the story of Jim’s search for his lost honour - a journey into the dark place of the soul, where dreams and fears move like shadows across the face of the moon…

(イントロダクションから引用)

 

こちらの文章が、この「Lord Jim」という物語を表現していると思います。

 

 

後半、

Jimは、

Jimの辛い過去を誰一人として知るはずのないPatusan

Batavia(現在のジャカルタ)

というところに行き、

 

 

そこで、

切望した名誉を得て、愛らしい恋人も出来て・・・

 

 

最後は、涙・・・えーん

 

 

 

 

 

 

巻末のABOUT THE AUTHERによると

 

作者の Joseph Conrad は、

1857年当時ロシア支配下のポーランド出身

 

彼の父の政治的発言により

彼の家族はロシアの北部に送られ、

彼の母はそこで亡くなり、

父もその4年後に亡くなり、

その後、

彼は叔父に引き取られたとありました。

 

彼はいつも海に憧れ、

16歳の時にフランスの船に船乗りとして乗船し、

様々な危険な場所を旅したようです。

 

 

とても興味深いことが書かれていました。

 

He had started to write during the long voyages at sea, and he published his first novel in 1895, writing in English, his third language - which he had never heard spoken until he was twenty-one.

 

なんと、

21歳になるまで英語を聞いたこともなかったのに、

初めての小説を

自分の三番目の言語である英語で出版したというのです。びっくり

 

 

肝心の本の内容より、

背景の方に興味が進んでしまう好奇心が止められませんが、

 

 

最後にもう一つ

 

 

フランシス・フォード・コッポラの有名な映画「地獄の黙示録」ご存知ですか?

 

その凄惨な映像と、ドアーズの「ジ・エンド」や「ワルキューレの騎行」が効果的に挿入曲として使用され、とても話題になった映画です。

 

この映画を観たあと、

♫This is the end〜 のフレーズが

耳について離れなかったのを、覚えています。

 

その元になったのが、

このJoseph Conrad の小説「Heart of Darkness」(闇の奥) なんだそうです。

 

知らなかった〜ビックリマーク

映画には、私の好きな Harrison Ford も出演していた〜ラブラブ

 

「Lord Jim」1900年

「Heart of Darkness」1902年

 

発表された順番から推測すると、

この二つの作品は、

- a journey into the dark places of the soul

 

という点でつながっているのかも・・・

と思いました。

 

 

英語多読で出会う本に、いつも知らなかったことを教えてもらっています。ラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーディオブックがありました。

 

 

なんと、「アラビアのロレンス」で有名な

Peter O'Tooleピーター・オトワールが主演

 ちょっと自分の読んだイメージとは違っていましたが・・・

 

 

 

 

 

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多読国民のレビューは、こちらです。2020/4/29現在

 

丸の内の丸善で、紙の本を¥810+税で購入しました。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。ニコニコ

 

 

 

あなたの笑顔にありがとう!ラブラブラブ

 

 

 

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