ご訪問ありがとうございます。
久しぶりの更新になってしまいました。
OXFORD BOOKWORMSのステージ4の「The Big Sleep」
語数:15,960 / YL: 3.8(YL:3.8-4.0)本文71ページ
を読みました。
有名な私立探偵Philip Marloweが主人公の、Raymond Chandlerの小説。
20代ぐらいの頃、「さらば愛しき人よ」を読んだ記憶があるのですが、内容が大人過ぎて意味がわからなかった記憶があります。
登場人物が多くて相関関係もまあ複雑、でも、たぶん海外ドラマ等で良く使われているだろう単語がいくつか出てきて、もともとサスペンスが大好きなので興味深く読みました。
登場人物も様々に形容されていて、それによって違いがわかるかな?と思いましたが、名前と関係を紙に書いて読んだ方がわかりやすいかもです。
依頼主はGeneral Sternwood、真実の依頼が何なのか?そんな思いを抱きながら、二人のlovelyで they’re troubleな娘を持つ依頼主に会います。
行方不明のある男を探して欲しいというのですが、見つかりそうで見つかりません。
その間に、いくつかの殺人事件にも巻き込まれます。
絡み合った糸の断片を探すように調べて行くのですが、いつしか自分もその糸の中に・・・しかしそれが真実を知るまさしく糸口になるのです。
‘When you are dead, you have peace,’ I thought, ‘not before. When you are sleeping the big sleep, you don’t care if you are in the oily sump or a great church.・・・‘
死んでからoil漬けにされるなんてこんな死に方は嫌ですね。やはり・・・
途中、ある人物を追いかけるのに、タクシーを使おうとするのですが、
タクシーの兄ちゃんとの会話で、
兄ちゃんに’Get in, Mac?’ と、言われたのを読んで、
タクシーに乗るんだよね?マクドナルドなんてないよね?なんて思ってしまい、
調べてみたら、知らない男性に声をかける時にMacを使うなどと書いてあり、納得しました。
オリジナルは、さらに複雑なんだろうと思いましたが、これだけの字数でうまくまとめているなと感心してしまいました。
1946年にハンフリー・ボガート、ローレン・バコール主演で「三つ数えろ」のタイトルで映画化されています。
1978年に、ロバート・ミッチャム、サラ・マイルズ主演で「大いなる眠り」で再び映画化。
でも、やはりPhilip Marloweは、ハンフリー・ボガートが似合うかな・・・ニヒルな影のある感じが・・・
「The Big Sleep」で、検索すると「三つ数えろ」が出てきます。
filmarksさんのサイト
YouTube : The Big Sleep(三つ数えろ)
やっぱり、ボギーは渋いね。
今回、同じ本はwebでは見つけられませんでした。
多読国民のレビューも全く同じ本ではありませんでした。(2018年11月7日現在)
東京丸の内の丸善で、¥810+税で購入しました。