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OXFORD BOOKWORMS STAGE4の 「The Scarlet Letter」語数: 15,965 / YL: 3.8(3.4-4.0)/本文72ページ

 

を読みました。

 

The Scarlet Letter(緋文字)ひもんじ・・・ある罪を負ったために、AdulteryのAの字を胸の部分に縫い付けた服を着た女性の話。

 

1,600年代ニューイングランドからピューリタンがアメリカに渡ってきて、彼らの考え習慣などをそのまま持ち込んで社会が形成されたころのお話と、まえがきがあります。

 

その女性の背負った罪とは、

 

人妻でありながら夫ではない男性の子どもを産んだという罪です。

 

ところは、マサチューセッツ、ボストン。こんな時代があったんだと驚きです。

 

magistratesに何度聞かれても、決して父親の名を明かそうとしない Hester Prynne。

 

この子は天国で自分の父を知る、会う。と言って頑強に父親の名を明らかにすることを拒否します。

 

Hesterの夫とは死別していることになっているのですが、実は生存していて、とても怪しげな医師として登場します。

 

「自分が夫だと誰にも言うな」と。そして、この夫は子どもの父親を許すことが出来ず、Hesterと同様辱めを受けるべきだと主張し、

 

独自に調べあたりをつけた男性に近づき、真綿で首を絞めるように彼を苦しめて行くのです。

 

夫とHesterが生き別れになったいきさつなどが、詳しく描かれていないので少しわかりにくいのですが、

 

最初から最後まで毅然とした姿で 登場するHesterは、

 

純粋に愛し合った結果、授かった子どもがどうして罪の子となるのか!?ということを無言の抵抗で強烈なメッセージを送っているように感じました。

 

演劇やミュージカル、デミ・ムーア主演で映画化もされているようです。

本書では、淡々と描かれていますが、こちらのプロモーションビデオでは、とても情熱的な感じです。

https://www.youtube.com/watch?v=NlUetVd4rsw

 

 

本の表紙も、赤いショールで『A』の形をかたどっていて意味ありげな写真となっています。

 

音声を繰り返し聴きましたが、俳優さん(多分・・・)一人で語り手とすべての登場人物を演じ分けています。

 

セリフのところは、その感情に忠実に話されている様子ですので、ニュアンスが伝わってきて興味深いです。難しい単語の発音も聴くことができるので、気に入りそうな本は、音声付きを購入して何回も読んだり聴いたりすることは、効果的だと思いました。

 

話すスピードは、聴き流してすべて意味がわかるわけではありませんが、一通り読んでから聴いたので、とりあえず、なんとか聴き取ることのできる速さでした。

 

 

The Scarlet Letter (Oxford Bookworms Library) CD Pack (英語) ペーパーバック – 2009/11/23 Nathaniel Hawthorne (著), John Escott (Adapter), & 1 その他

 

 

東京丸の内の丸善で、CD音声付き書籍を購入しましたが、金額は忘れました・・・¥1,500ぐらいだったかな・・・あせる

 

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