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OXFORD BOOKWORMS STAGE4の 「The Silver Sword」語数: 14,960 / YL: 3.7(3.4-3.8)/本文73ページ

 

を読みました。

 

第二次世界大戦下のポーランドに住んでいたある家族の物語。

 

the headmaster of a schoolだった父とスイス人の母、三人の子どもたちの家族が、ある時、Nazisにその父を収容所送りにされ、母も連行され子どもたちだけが残されます。

 

父は巧妙に収容所から脱出し、妻がスイスに連れて行かれた情報を入手して、スイスに渡ることを決意します。Nazisによって破壊されてしまった自宅のあった場所に戻り、行方不明の子どもたちの消息を探すのですが見つからず、そこで妻の誕生日プレゼントに送った銀のペーパーナイフを見つけます。

 

しかし一人の少年が、この場所は自分の場所だから、そのナイフは自分の物だと言うのです。

 

父は事情を説明し、’I’ll give you this sword if you do something for me.’ ‘If you ever see Ruth or Edek or Bronia, you must tell them about our meeting. Tell them to follow me as soon as they can.’と言います。

 

少年は、その銀のナイフを’This will bring me luck, and it will bring you luck because you gave it to me.…‘ そう言って約束をして二人は別れるのです。

 

最初は、このsilver swordに何かハリーポッター的な魔力のある話?と思って読んでいたのですが、そういう話ではもちろんありません。

 

しかし、ひとかけらの疑いもなく信じぬく思いの強さが、本当に幸運を引き寄せることが出来るのだということを教えてくれたお話でした。

 

このsilver swordがなかったら、彼らの運命は全く違うことになっていたでしょうし、たとえそれを持っていたとしても、「幸運を運ぶもの」と強く信じる気持がなければ、また違うものになってしまったと思います。

 

あとがきには、いくつかの実話がベースになっていると書かれていました。

 

いつの時代も戦争は、人々の運命を変えてしまうものだと思いますし、無くならないことが本当に痛ましいです。ナチスをNazisと書く事を初めて知った感じです・・・恥ずかしながら。あせる

 

 

私の、英語の先生のYuitaさんからのコメントです。

 

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Nazisのキャンプで生き残った人と、そうでない人はどこが違っていたかというと、(もちろん運も含めてですが)確か、希望などを諦めなかった人たちが

同じ条件であった場合、生き残ったというようなことが書かれていました。

今その記事を探していてこういうページにたどり着きましたが。

https://www.npr.org/2015/01/27/381876276/a-holocaust-survivor-spared-from-auschwitz-at-the-last-second

 

このお話をされている方はポーランドの方のようで、生き残ってその後アメリカへ移住されたようです。

 

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