無事?まーくんの協力を得て、なんとかGパンの攻略に成功した。
よしよし、こうなりゃこっちのもの。
「…かず…」
まーくんの色っぽい声に俺は満足する。
俺だってやればできんのよ。
そもそも同じ男なんだからさ、わかりやすいじゃんね。気持ちいいとこ、ほぼ同じだし。
たださぁ、問題なのがこの先…。
まーくんは俺とひとつになりたがるけどさ。
うーん…。
なんて考えてたら、まーくんが腹筋だけで急に起き上がって、俺を抱きしめようと腕に力を入れてきた。
「えっ、なに?」
ちょいちょい!俺、がんばってんだけど?
迷ってるのがバレてる?
「かず、一緒に気持ちくなろ?」
「えっと…」
まーくんの手が俺に触れてきて、思考が停止しそうになる。いちいちエロいんだよっ。
正直、俺はひとつになる事にこだわってない。
そりゃ男だもん、気持ちいいんだろうけどさ。やっぱ慣れるまでキツイし痛いし。
それなら二人でただ気持ちよくなるってので、もうよくね?って思っちゃう。
俺、面倒くさがりだし、怖がりだし。
だから、俺はまーくんにはなれない。
まーくんが俺になる必要もない。
俺は両腕をまーくんの首に回して、ゆったりと体重を預けた。そして黒目がちの瞳を見つめて、囁いた。
「やっぱ、まーくんがして?」
ちょっと言葉に詰まったような顔をしたまーくんが、強く俺を抱きしめた。
妙な緊張から解放されて、俺もようやくホッとしてのびのびできる。
まぁ、あっという間に訳わかんない領域まで連れていかれちゃったけど。
少しは手加減しろっての。
あるかわかんないけど、やってみたくなった折には、よろしく!って感じかな(笑)。