食べられてる…。

前にお風呂場でされた時も思ったけど、まさにそれがピッタリ。
なんて考えてられたのもほんのちょっとの間だけで、あっという間に「気持ちいい」だけに支配された。

「ん、んん、…んー」

無意識に動く腰。
勝手にのけ反る背中。
止められない声…。


もうちょっと、というところで急に身体がふわりと持ち上げられる感じがして、慌てて閉じかけていた目を開いた。
両足がまーくんの肩を跨ぐように思いっきり押し上げられていた。
身を起こしていたまーくんが言う。

「ここ、舐めていい?」

………………………はい?
ここ?ここって、ここって、そこ!?
俺の顔に血が上る。
いいわけあるか!!
バカじゃないの。

返事も待たず実行しようとするから、足をバタバタさせて全身で拒絶した。
「わ、わかった、わかったから」
降参したまーくんが、渋々お泊まりセットから例の魔法の?化粧水を出してきた。

「そんなにヤなの?」
「だって……汚いじゃん」

まーくんはきょとんとして、涙の滲んだ俺の目元をそっと拭った。

「とこが?可愛いしかないんだけど」
「はぁ?いや汚いって」
「あのね!そんなこと思ってたら入れないよ俺は!そうだろ?」

ムッとしてるまーくんをじっと見つめた。
そう…、確かにそうだ。
俺はまだ、ほんとになんにもわかってなかったのかもしれない。
まーくんはスゴイなあ。

急に胸の中が熱くなって、少し泣いてしまった。