「ねぇ、どうすんの?なにすんの?」

なんで黙ってんだよ。不安になるじゃん!
「優しくするから」
「えぇ??」
ヤダ、なにそれ。
ハジメテの女の子に言うセリフっぽくない?
俺は余計に不安になって逃げ出したくなった。

まーくんの大きな手が前に触れてきた。
慌ててまーくんの首にしがみつく。
こないだみたいに触られるんだと、ちょっと安心するような、やっぱり期待するような。
まーくんは俺を首にぶら下げたままゴソゴソしてる。

なにしてんのって聞こうとしたんだ。
でも言えなかった。
だって思いがけないとこ、触ってきたんだもん。いくらなんでもありえない。
恥ずかしいって言うよりコワイ。
子供の頃、看護婦さんに解熱剤の座薬を入れられてすっごい痛かったのを覚えてるから。

「ヤダよっ…」

まーくんの指がさわさわ撫でてくる。
なぜか妙に気持ちよくて、お腹の底がムズムズするから、かえって頭が混乱した。
なんだこれ、なんだこれ。
勝手に腰が動いちゃうのが恥ずかしい。
そんな俺を見てたまーくんがなにか言った。

「え、な…に」

なんかスゴいこと言われたような…?
聞き返そうとした刹那、俺は「ぎゃっ」と叫んでた。指が、指が中に入ってきた!?
とっさに頭に浮かんだ言葉は「千年殺し」。
忍者漫画に出てきた必殺技だ。
まーくんの濡れた指がさらに押し込まれそうになり、パニックった俺はまーくんを力いっぱい蹴り飛ばしてた。


とっさに脱がされた服を掴むと部屋を飛び出した。そして身につけながら、階段の上から叫ぶ。
「しょうちゃぁん!」
まーくんが部屋から出てくる気配に、慌てて階段をかけおりた。
階段が急なことも忘れてた。
最後のほう何段か踏み外したけど、驚いて様子を見にきてくれたしょうちゃんに抱きとめられる。
「なになに、どしたっ?」
「今日しょうちゃんと寝る!」
「へぇぇ!?」
しょうちゃんが階段上を見上げたから、つられて振り返ると、まーくんがそこで固まってた。
「なに、ケンカ?」
「そう!ケンカした!」
俺たちを交互に見やって、ふーんってしょうちゃんは考えてたけど。
「じゃ一緒に寝よっか」
と言ってくれて、俺はしょうちゃんにしがみついた。
乱暴な足音が遠ざかる。まーくんは部屋に戻って行ったみたい。

「大丈夫か?」

しょうちゃんに小声で聞かれて、自分が震えていることに気がついた。















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千年殺し(笑)
ジャンプに載ってたNARUTOに出てきました。
主人公が先生にくらう、体術必殺奥義!
って、ただのカンチョーなんですけどね。
マニアックですみません(^-^;

あ!それから!
翔くんじゃないけど、ワタクシも皆さまにお聞きしたいことが。
以前義実家に帰省した時の出来事ですが。
まだ幼稚園児だった息子が急にプールに行きたいと言い出して、水着を持参していなかったワタクシに義母が言ったのです。
「私のお古の水着を貸してあげるわよ!」
(ㅇㅁㅇ;;)エ…
これはありですか??
ちなみに身長差が15cm以上あるんだが、
「平気よ、お古で伸びてるからイケるわよ!」
いや、これ…マジでありなの!?