「俺が守るから」

通り雨を大きな木の下でやり過ごしながら、まーくんに後ろから抱えられてた小学生の俺。
雨に濡れないように、大きめのパーカーを着ていたまーくんの足の間にすっぽり入り込んで。
背中があったかい。


あったか、い…………ん?
あれ、俺いつの間にか寝ちゃってた?
まーくんのベッドに潜り込んで漫画を読んでたのを思い出した。しょうちゃんもう帰ったのかな。
起き上がろうとしてギョッとする。
背中があったかいって、ほんとに後ろにまーくんがいる!!抱き込まれてるんですけど!?しかもなんか、なんかカタイのが腰の辺りにあたってる…?

「ちょっ」
「あ。起きた?」

起きた?じゃねぇよ。なんでお前まで布団に入ってるわけ。

「俺のベッドだもん」
「そりゃそうだけど。…じゃあこの手はなに」

シャツの中に入り込む手をつねる。
まーくんは大げさにイタタタタって言いながらも、更に手を進めてくるからタチが悪い。
こないだの事忘れてんの?
ほんと学習能力無さすぎだろ。
あのあと、母さんに何か言われるんじゃないかって、マジでヒヤヒヤしたんだからね。
って、どこ触ってんだよっ、ちょちょちょ…!

「赤くなっちゃって。かず、可愛い」

だから、可愛いじゃないっての!
そのカタイのを俺に押し付けるな!



「兄ちゃん達、ほんっとに変わんねぇなあ。また一緒に寝てんのかよ。小学生か」
「んぎゃっ」


まーくんの弟のゆうくんが、超呆れ顔で見下ろしてた。びっくりした俺の肘が、まーくんのおでこに当たって、まーくんは布団ごとベッドから転げ落ちた。
「っいってぇ…」
「だっせ!」
ゆうくんが笑いながらまーくん見てるうちに、慌ててめくれ上がったシャツを戻す。

くしゃくしゃになった髪を直すフリして、熱い耳を隠してると、ゆうくんがこっちを向いた。
「夕飯食べてくよね?」
「俺、帰んないと…」
「えー。一緒にゲームしたかったのに」
そう言いながら、いつまでも布団から出てこない兄に気づいた、ゆうくん。
「なにしてんの?」
「腰打って動けないの!」

……………………よく言うよ。
弟に見せられないようなハズカシイ状態になってるからだろ。
ゆうくんに布団を引っ張られて、慌てるまーくんとしょうもない小競り合いが繰り広げられる。
「だいたい、兄ちゃんはかずくんを独り占めし過ぎなんだよ!」
「うっさい!おまえに関係ないだろ」
「あるよ!昔一緒に寝るって言ったら、足で蹴り出したくせにぃ」
「おまえの寝相が悪いからだ」
「どっちがだよ!」

…………………………はぁ。
俺はため息をつくと、荷物を抱えて逃げ出した。















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ついに、にのちゃんのお口から報告がありましたね。わかってて、おめでとうとも思ってて、でもやっぱり心臓掴まれたような気分。。。
けど、言ってくれたね!
これからも二宮和也は変わらず二宮和也として、ずっと走り続けるって!!

もうさ、何をいつ言っても、しても、しなくても?なんかしら言われるんだからさ。
気にせずにのちゃんのペースでどんどん!突き進んでくれれば、あとはついて行くだけ〜!!(≧∇≦*)イエイ

25日ライブビューイングも当たったし!
にのちゃーん!そっちからは見えなくても、めいっぱい手を振るからね〜٩(。•ω•。)و