教えないという教え方 | トマトのブログ

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2018年2月、息子の中学受験終了。
第一志望の男子校に入学しました。
中高一貫の女子校に通う娘も、この春、高校生になりました。

先日、あるテレビ番組で、スティーブ・ジョブズがテーマに取り上げられていました。


彼がどのようにして社員を育てたか。

いくつかありましたが、その中で「あっ」と思ったのが、


「敢えて教えないこと」


社員が考えるきっかけになることを、ほんの少しだけ言葉にする。


何を言いたいのか、とっさには理解できないシンプルな言葉の中から、

社員は頭を使って、考えに考え抜いていく。



私の大学院時代の恩師も同じでした。


大事なことを、大事なこととして教えるような教え方ではなかった気がします。



何気ない楽しい話の中に重要なことが隠されていることが、よくありました。

中には、ただの世間話だと軽く聞き流していた人もいましたが…



後日、また何気なく本の話になる。

「この本は重要だから読んでみなさい。こういうことが書いてある」というような話は一切なし。



でも、読んでみると、以前先生が何気なく仰っていたこととリンクして、腑に落ちる…



そんな感じでした。

まるで宝探し。


教えないという教え方は、気づいてもらえない可能性大なので、リスクが大きいですよね。


てっとり早く教えた方がどんなに楽か。



高度な教え方だと思います。

でも、究極の教え方だとも思います。


自分で気づくというプロセスがあるのとないのとでは、その先が大きく違ってくるから。


中学受験は、覚えることもやるべきことも山ほどあるので、「教えない」なんて悠長なことを言っていられないのかもしれませんが、それでもできるだけ、自分自身で「分かった!」と気づけるようになってほしい。




何気ないことの中に潜む大事なことに、きちんと気づける人になってほしい。




「教えない」教え方がとびきり上手だと私が前から尊敬しているのは、ふくろうぼうやのおかあさん。



私の場合は、「教えない」というより、「ママも分からないから一緒に調べよう」ということの方が圧倒的に多いガーン


理想と現実は違います汗


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私は絵本ブログを長年綴っていたほど、絵本が大好き。


今はもう、スペースの関係でかなり手放しましたが、

お気に入りの絵本200冊くらいはまだ手元にあります。


この本は、その中の一冊。


ふくろうかあさんは、私の理想の母親の一人、いえ一羽ですニコニコ