年末2回にわたり、フォレストパーク内にあるミズーリ歴史博物館に行ってきました。ここも入場料はタダ。いったいどうやって運営してるんでしょうか。

まず、建物の南側からの1枚。年末だったので、まだクリスマスリースが飾られています。

旅の恥はかきすてないでモノにする!~セントルイスからの便り~-Missouri History Museum

北側はこんな感じです。立派な建物です。

旅の恥はかきすてないでモノにする!~セントルイスからの便り~-Missouri History Museum

中に入るとまずは、アメリカ第3代大統領トーマス・ジェファーソンがお出迎えです。

旅の恥はかきすてないでモノにする!~セントルイスからの便り~-Thomas Jefferson

ジェファーソンは、1803年にフランス(ナポレオン)からルイジアナを買収し、この後、いわゆるルイスとクラークによるアメリカの西部開拓が始まったそうです。ミズーリとは縁の深い大統領のようで、ミズーリ州の州都であるジェファーソンシティもジェファーソン大統領の名前にちなんでつけられたということです。そういえば、ゲートウェイアーチがある公園も、ジェファーソン・ナショナルパークという名前でした。

中学、高校のころ、アメリカは歴史が短いから、アメリカ人は歴史を勉強するのが楽でいいなぁ、とうらやましく思ったことがありますが、アメリカにも結構いろいろな歴史があるようです。(当たり前?失礼しました…)

さて、私の目に止まった1冊の本、「A City Plan for Saint Louis」。「セントルイス都市計画」とでも訳せばいいでしょうか。1907年発行です。

旅の恥はかきすてないでモノにする!~セントルイスからの便り~-City Plan

セントルイスの都市計画は、アメリカで最初の本格的な都市計画だそうで、都市の発展を目的として、道路計画やその完成予想図、公園計画などが挙げられているそうです。そして、それらの計画の中のいくつかは、実際に実現したそうです。

こんなに昔から都市計画をしていたのに、どうして今、こんなに衰退してるんでしょう?いや、逆に100年以上も前に計画していたから、すでに「都市」としての定年を迎えてしまったのでしょうか。

セントルイスの歴史に少しだけ触れるようになって、都市の発展、衰退、復興にちょっと興味を持っています。セントルイスがアメリカで最初に都市計画を立てていたというのは、なかなか興味深いことだと感じました。