私は音楽をまじめに勉強したことがないし、楽譜や音楽理論などちんぷんかんぷんである。中学生の頃からギターを弾いてはいるが、タブ譜と言うギターの弦を図面化した楽譜を見てコードを押さえているだけである。決して五線譜のおたまじゃくしを読みながら、「この音は低いソだtから6弦の3フレットだ」なんて理解しているわけではない。そんな難しくて面倒くさいことは性に会わないのだ。
でも音楽が文字通り「音を楽しむ」ことであるなら、その点では合格ラインに入っていると思う。特にジャズやブルースなどアメリカンミュージックについては、正に音を楽しんでいる。それも毎日。
毎晩、晩飯時にはステレオのスイッチを入れ、ジャズのCDをかけることにしている。ライブハウスの雰囲気には程遠いが、それでもチューハイなどクッと飲みながら、背中越しに聞くピアノやウッドベースの響きは格別だ。「今日は何にしようか・・・。」晩飯の前にラックから一枚のCDをなかなか選べないのが、私の毎日の嬉しい悩みになっている。
今日はハービーハンコックのガーシュインワールドに決めた。ガーシュインの生誕100周年記念アルバムで、ハービーの他に、キャスリーン・バトル、チック・コリア、ジョニ・ミッチェル・スティーヴィー・ワンダーなど豪華なゲストが参加している。コンボあり、唄ものあり、室内楽風あり、オーケストレーションありと、様々な音楽スタイルを集めたコラボだが、全編に亘ってハービーのピアノがフィーチャーされており、センスの良い出来となっている。中でもジョニ・ミッチェルがボーカルを聞かせる3.The Man I Loveと10.Summertimeは格別だ。ついアルコールが進んでしまう。

ガーシュウィン・ワールド/ハービー・ハンコック

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