煩悩に踊る -12ページ目

手元のエルメス②

続いて、アクセサリー類。

こちらはわずか二点。


ひとつ目は、シェーヌダンクルブレスレット MMサイズ。

数年前に銀座のメゾンで予約購入した。

エルメスのお作法なども知らないので、アクセサリーフロアに直行し、年配のストイックそうなSAさんに元気いっぱいに「シェーヌダンクルのブレスレットを買いたいのですが!」と話しかけたのを覚えている。

SAさんはハイハイという感じで、予約が必要なこと、数ヶ月から一年程度待つことなどを教えてくれ、店頭には出せない予約品でだいたいのサイズ感を見せてくれたりした覚えがある。

気長に待つつもりでいたが、実際には3ヶ月後に連絡があり無事購入となった。

今もしょっちゅう着用している。ゴツさの割に着け心地がストレス皆無なのは、やはり造りのよさなのかもしれない。


二つ目はレザーブレスレット ケリー ドゥブルトゥール。

これは最近購入した。この商品が私のエルメスへの扉を大きく開いてくれたので、思い入れがある。

購入したのは某百貨店の店舗、エルメスに興味が湧き始めていた頃であった。その頃、エルメスについて俄かに興味を持ち色々とSNSやブログを読み漁っていたのだが、いろいろな情報にめげそうになっていた。しかし、百聞は一見にしかず!の精神で、ある日思い立って店舗に突撃したのだ。

当日は平日だったこともあってか、数人が店舗の前に並んでいたが、すぐに案内されそうな雰囲気があった。実際、並び始めて数分で、「今日は何をご案内しましょう?」とSAさんに聞かれた。「アクセサリー類や靴などを見たいのですが」と割と漠然とした答えを返したのだが、SAさんも慣れたものでにっこりとまずは靴の棚に連れていっていただけた。

前から欲しいなと思っていた靴がディスプレイされていたので、サイズを伝えたが欲しい色では欠品しているとのことで、他の色でそのサイズを試させてもらった。他店に取り寄せ可能なものがあるかを調べてもらったのだが、生憎無いとのこと。申し訳なさそうに「定番ですので定期的に入荷はします」と伝えてくださった。

その後、アクセサリー類の棚へ。

夏の服装に合わせやすいブレスレットを探していることを伝え、いくつか提案してもらい、この商品を選んだ。結婚指輪と金具の色の相性などで割と話が弾んだように思った。

さて、ここからである。購入を決め、支払いを済ませた後、SAさんから色々とお話を振っていただいた。店内の内装が素敵だと伝えると、にこやかに施されている意匠とその意味などを教えてくれ、会計も済んでいるのに15分ほどそのまま立ち話をしてしまった。すると、去り際に例のブツを渡してくれたのだ。例のブツ…とは、名刺である。

エルメスの名刺については諸説あるようだが、「名前入りの名刺」で、かつ、「また靴のことなどご相談がありましたらお電話でも直接でもよいのでいつでも来てくださいね」とのお言葉もいただいたのだ。こ、これは、脈アリってやつ…!?と当時は舞い上がって小躍りしながら帰宅したものである。

手元のエルメスたち

自分のこれからのウィッシュリストを整理するためにも、今手元にあるエルメス製品をリストアップしておこうと思う。

購入したときの思い出や経緯もつらつらと。


まず、シルク類から。


・カレジェアン

調べてみると、Grande Manage Bandanaという柄のようだ。ワイキキの空港免税店で、10年以上前だったか…確か12万円ほどで購入した。今は同じサイズのカシミアシルクは20万円台のようなので、隔世の感がある。

軽く、暖かく、シワにもならず、長く重用しているがくたびれたりすることもないまさに名品と思う。

しかし、実はあまり色がしっくりこなくなってきている。購入当時はアラサーで、差し色にもなるようなカラーを選んだのだけど、今はもっと馴染む色やモノトーンの方がいいかもなぁ…と次を虎視眈々と狙っている次第。


・カレ 90×90

こちらは数種類所持しており、ネイビー系、タータンチェック、ピンク系などを持っているが、あまり着こなせている実感はない。

一番出番が多いのはネイビー系でトラやサルが描かれているもの。とはいえ年に数回。


・メンズカレ 100×100

カレをあまり着こなせない理由の一つに、結び方が上手くないのかツルツルとしたシルクが滑って着けているうちに緩んできてしまうということがある。カシミアシルクのように滑りにくい生地がよいが、カレジェアンは大きいもんなぁ…と思っていたときに、ふとメンズのカレはカシミアシルクで100サイズがあることを知った。

色柄はメンズらしくシックで暗めのものが多いが、そもそもの好みもそっちよりなのでこれはいいと思い、2024年パリに旅行した際にセーブル店で購入した。両親や姉と久々の家族旅行で皆に選んでもらったのもあり、思い出の品となった。

ホースリアリティという柄。

緩みにくく、100というサイズも、キュッとコンパクトに巻いてニットの首からのぞかせたり、前でひとつ結びにして垂らしたりと汎用性があり、今冬大活躍した。

このサイズのカシミアシルク、ファムでも展開してもらいたい。


・ツイリー

バンダナ柄を一つ所持している。

買った経緯も忘れてしまったし、着けたことないかもしれない。

おそらく一目惚れして買ったのだと思うが、なぜか記憶にないし、今なら選ばないカラーである。

改めて見ればとても可愛いので、これからどうにか活躍させてみたいと思う。



エルメス

さて、エルメスである。


アラフォーになり、一通りハイブランドは見て、触って、購入して、失敗もしてきたし、シャネルのマトラッセなど、名品と言われるバッグも手に入れて愛用している。


けれど、エルメスなのである。


「お金があっても手に入らない」「予約も受け付けていない」「店に入るのも一苦労」「客が選ぶのではなく店が客を選ぶ」などなど、人見知り面倒くさがりにはかなりハードルが高い噂ばかり耳にしてきた。

とはいえ、アクセサリー類やシルク類などの小物購入したことも数回あり、実際はそれほど怖いところではないと思うのだけど、やっぱり尻込みしてしまう気持ちがあり、時折聴こえてくる心の声を打ち消し打ち消し生きてきた。それは「そろそろ…やっぱり…エルメスのバッグが欲しくない?」という、身の程知らずの声である。


やはり、エルメスである。


そんなわけで、これからエルメスを少しずつ攻略しいつか所謂「枠バッグ」を手にしたいと願う。

このブログでは、その過程も載せていきたい。