† rest time †-image0001.gif


なかなか面白かったけど、今回一番ストーリーが良かった昴ストーリーをレポってみた。







注意以下完全ネタバレ注意





《プロローグ》


カランカラーン♪



店員) 「おめでとうございます!特賞・旅行券20万円分が、つ、ついに出ましたぁ~!」



パンパカパーン!!


パカッ!



周囲の客) 「ワーッ!」



(クス玉まで割れてる!と、特賞ってホントに!?)


△△) 「え、あのっ、特賞!?どうしよう!小杉先輩!すごいです!おめでとうございます!」


みどり) 「キャアアア!運がつくように、触らせてくださいっ!」


小杉) 「フフフ…」



抱きつく私たちに、小杉先輩は余裕の笑顔で頷いてみせた。


私たちは百貨店で買い物を満喫した後、みんなの分のレシートを集めてくじ引きをした。



(くじ1回分しかまわしてないのに、さすが我らの小杉先輩!相変わらず凄い強運の持ち主!)



小杉) 「まあ、この小杉ヨネ、最初からこの特賞しか目に入らなかったわ」


みどり) 「今時、旅行券20万円分って太っ腹ですよね!」


△△) 「小杉先輩は何に使うんですか?」


小杉) 「あなたたちの買い物レシート分も入ってるんだから、当然山分けにしましょう」


△△) 「えっ、当てたのは小杉先輩ですから…」


小杉) 「いえ、これはみんなのものよ」


みどり) 「でも…」


小杉) 「そこで提案があるんだけど、この旅行券、演劇部の合宿費用に使わない?」


△△) 「い、いいんですか!嬉しいよ~みどり!」


みどり) 「キャー!どうしよう、私も嬉しいよ。△△~!」


二人) 「ありがとうございます!」



私たちは再び小杉先輩に抱きついて喜んだ。





*****

小杉) 「やっぱり、今の時期は京都だと思うの」

「紅葉が綺麗だし、次の芝居のプランにぴったりなのよ」


みどり) 「次はどんなお芝居なんですか?」


△△) 「京都が舞台ですか…ってことは時代劇だったりして」


小杉) 「フフ、それは、『幕末倦怠・シン☆センジャー』よ」



私とみどりは顔を見合わせた。



△△) 「幕末倦怠・シン☆センジャー?」


小杉) 「そう。細かい打ち合わせは京都でしましょう」

「各名所をハードにまわる予定だから、体調管理には気をつけてね」


△△) 「はい!」


みどり) 「京都かぁ…。あのCM見ると、行きた~い!って気持ちが募るよね」


△△) 「わかる!今も頭の中であの曲が鳴ったもん!」


みどり) 「ラララ・ラララ・ララララ~♪」



(うん、あの有名なCMを見てると、今すぐ京都に行きたくなるよね)



小杉) 「そういえば、綾小路文麿さんを知ってる?」


△△) 「ふみまろさん…あ、ああ、恋愛の神様って言われていて、よくテレビに出てますよね」


みどり) 「あ、この間私も見た!有名な陰陽師の子孫なんでしょう?」


小杉) 「その綾小路さんからナイショですごいことを聞いたのよ」


△△) 「えっ!こ、小杉先輩、知り合いなんですか!」


みどり) 「綾小路文麿さんと!?」


小杉) 「小杉家の人間は代々、ちょっとした霊能力が受け継がれていて、まあ、母の知り合いの絡みでね…」


△△) 「霊能力!?」


みどり) 「ってことは小杉先輩も何か見えたりするんですか…」


小杉) 「フッフッフッ…」



(な、何かって何?どうしてそこで笑うのっ)



小杉) 「綾小路さんが言うにはね、京都には人に教えたくない凄いパワースポットがあるらしいの」


みどり) 「凄いパワースポット?」


小杉) 「もちろんテレビや本の中でも触れていないらしいわ」

「秘密に個人的で行く場所らしいの」


△△) 「秘密に…どんなパワースポットなんでしょうか?」


小杉) 「小さな神社なんだけど、そこで奇跡が起きるらしいわ」


みどり) 「奇跡!?」


小杉) 「ええ。ただし、条件がそろわないとダメ。お互いの思いが通じ合った2人で行くこと」


みどり) 「私、すでにダメだな…」


小杉) 「その2人は試練を乗り越えたもの同士であること。そしてその神社で二十三夜の月を見ることらしいの」



私もみどりもため息をついた。



△△) 「結構ハードルが高いですね…」


小杉) 「でも、その価値は充分にある奇跡が起こると聞いたわ」


みどり) 「へぇぇ…でも、どんな奇跡なんでしょう?」


小杉) 「それが、綾小路さんも教えてくれなかったのよ…。その目で確かめないと意味がないって」


△△) 「条件がそろった人だけが体験できるんですねぇ…」


小杉) 「2人にはその場所を教えてあげるわ」

「奇跡は別として、紅葉が素晴らしいって話よ」


みどり) 「小杉先輩もその奇跡に興味があるんですか?」


小杉) 「そうね…私にとって奇跡は…」



小杉先輩はきらめくような笑顔で言った。



小杉) 「自分で起こすものよ!」



(ああ、小杉先輩から聞くと、本当にそう思える…)





*****

△△) 「聞いてください!くじに当たったんです!」


海司) 「マッチャンイカの?」


△△) 「海司のバカ!ガラガラくじの特賞だよっ」


そら) 「特賞!?」

「凄いや!何が当たったの?オレにも幸運を分けてーっ!」



手を広げて満面の笑顔で抱きつこうとするそらさんを、桂木さんが片手で押さえ込んだ。



そら) 「うう…」


桂木) 「それは良かったですね、○○さん」


昴) 「ラッキーだったな、△△」


△△) 「まぁ、当てたのは小杉先輩なんですけど…」


海司) 「なーんだ。お前にそんな運があるわけな…」



バシッ!



海司) 「テッ!」


△△) 「私のレシートにも幸運が含まれてたのっ!」

「特賞には旅行券が当たったんです」


瑞貴) 「それはいいですね」


△△) 「そろ券を使って演劇部のみんなと旅行に行くことになったんですよ。皆さんにお伝えしておこうと思って」


昴) 「どこに行くんだ?」


△△) 「京都です。来週から行ってきますね」


桂木) 「来週からですか?」


瑞貴) 「じゃあ、向こうで会うかもしれないですね」


△△) 「えっ?」


昴) 「地球環境問題サミットが京都で開催されることになって」

「オレたちも総理に同行することが決まってるんだ」



(京都!?)


△△) 「わ、偶然でもいいからどこかで皆さんに会えたら嬉しいです!」


そら) 「相変わらず△△ちゃんはな~んてカワイイこと言うかなっ!」


桂木) 「こちらのスケジュールがハードなのが残念ですね…」


瑞貴) 「CO2削減などを話し合うサミットですよね」


海司) 「あれ!?でも、まだシフトが決まってなかったよな!?」


桂木) 「イレギュラーな事件が多かったから、まだ決まってないんだ。ギリギリになって申し訳ない」


そら) 「誰かが非番になるよねっ」


昴) 「それは公的に京都に行くか、私的に京都に行くかの違うじゃないか?」


海司) 「…?それってどういう意味ッスか?」


そら) 「鈍いよ、んもう~!」



(誰かがお休みになるんだ)

(そういえば、小杉先輩に聞いた神社のことが気になるかも…)





to be continued……