菅原院天満宮神社(京都市上京区堀松町)

烏丸通り、御所に面した菅原氏の邸宅「菅原院」があったところで、菅原道真公とその父祖(父是善卿・祖父清公卿)が祀られる。道真公ら三代が居住し、道真公生誕の地と伝えられる。道真公没後、その菩提を弔うために菅原院の地に歓喜光寺(かんきこうじ)が建立され、境内には道真公と父祖の小祠(しょうし)が祀られた。歓喜光寺はその後六条河原院(左大臣源融の旧跡、現在の渉成園付近)へ移るが、その小祠は残され現在に至っている。境内には菅公産湯の井戸等ゆかりの遺物がある。太宰府天満宮への遺蹟伝承地を結ぶ菅公聖蹟(せいせき)二十五拝の第1番になっている。

菅原道真公

菅原院」の北側には摂政関白・太政大臣藤原忠通の邸宅が確認できます。

藤原忠通(1097-1164)

関白・藤原忠実の次男。官位は従一位・摂政関白・太政大臣。通称は法性寺関白(ほっしょうじかんぱく)。小倉百人一首では法性寺入道前関白太政大臣。