森友・加計疑惑を鋭く追及している東京新聞 望月衣朔子記者の5月16日付facebookの書き込みです。

 

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森友問題の端緒をつかみ、追及してきた大阪府豊中市の木村真市議のフェイスブックのアップで以下の内容を知り、あまりにもびっくりしました。

 

近畿財務局が学園側から上限額(1億6000万円)を聞き出していたという昨夏の報道や、財務省が森友に口裏合わせを要求していたという今春のニュースなど、森友問題をめぐり要所要所で特ダネを連発してきたNHK大阪放送局報道部の記者さんがこのほど、記者職から離れる内容の異動の打診を受けたとのことです。


取材でトラブルがあったとか、取材に問題があったということは全くなく、「寝耳に水」だとか。

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これらスクープの一部は、政府も痛いところを突かれたらしく、この記者が政権中枢から怒りを買っているようだ、とは聞いてはいました。長期政権が続けば、権力者にはおごりも生じ、組織のたがも緩み、また、甘い汁を吸おうと権力者に近づく人間が現れることは歴史が証明しています。たとえ、政府高官が怒ろうと、政治家が批判しようと、権力を監視、チェックするのがメディアの重要な役割なはずです。

 

そのことを取材現場で実践してきた取材力のある記者さんが今、記者職から外れるかもしれないと聞き、驚きを禁じ得ませんでした。その記者さんにしかやれない取材がいまも、そしてこれからも沢山あるはずです。もし、現場から外されるようなことであれば本当にショックなことです。