私の海外旅行は個人旅行だ。航空券とホテルはインターネットで予約する。現地での交通手段はもっぱら一番安上がりの公共交通を利用する。ホテルは空港から街中に通じる鉄道、地下鉄、バスのターミナル駅から歩いてすぐのホテルを予約する。こうすればの乗り物を降りてから重いトランクを引きずってのホテルまでの道も苦にならないし、帰りの空港に向かうときにも時間が読める。観光にはヨーロッパの街でとても普及している1日、3日、5日間有効な地下鉄、バス、トラムの乗り放題券を利用する。


私は海外旅行に行くと1度は運河巡り、河下り、湖遊覧の船の旅をする。



1) ドイツのライン河下り。私はリューデスハイムの船着き場を9:15に出て、コブレンツに13:10に着くまでの5時間の河下りを楽しんだ。この間のライン河には橋が1本もかかっていない。日本の団体旅行客はたいていリューデスハイムから乗船して、ローレライを過ぎた次の船着き場のサンクト・ゴアハウゼンで下船する約2時間の駆け足観光だ。。団体観光客が降りて客が減り静かにった観光船から河畔の景色を愉しんだ。次々と現れては過ぎゆく古城といいつまでも続くワイン畑の景色は飽きることが無い。ランスの作家・ヴイクトル・ユーゴーはライン河の魅力、美しさをつづった紀行文「ライン幻想紀行」を書いている。



ドイツのライン河下りの船旅を下記にアクセスして愉しんでください。


http://www.youtube.com/watch?v=_c7ji5nHt6c&feature=related



2) オランダのアムステルダムの運河巡り。アムステルダム市内の観光名所は「アンネ・フランクの隠れいた家」、「ゴッホ美術館」、それにレンブラントの「夜警」がある「アムステルダム国立美術館」。郊外では風車巡りととも北ホランド州とフリースランド州を結ぶ全長約30kmの大堤防がお勧め。司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズの「オランダ紀行」にこの大堤防のことが素晴らしい文章で述べられいる。運河巡りの観光船で眺めるアムステルダムの街の景色は素晴らしい。観光船は街なかの船着き場を出て運河をめぐり、アムステルダム港に停泊する大型客船の脇を通り、1時間程度で戻る。運河の両側に建つ高さのそろった5,6階の建て物が並び、多くは4,500年前の中世に建てられた、オランダが繁栄した中世にタイムスリップした感覚になる。


3) パリのセーヌ川遊覧船。セーヌ川のあちこちの船着き場があり、特に予約などは要らない。私はアレキサンドル3世橋の船着き場から乗った。シテ島からエッフェル塔の先の自由の女神像までを約1時間で往復、一回りする。ニューヨークの自由の女神はここの自由の女神をモデルにアメリカ独立100周年を記念してフランス国民が贈ったもの。堤防より下、水面から上に眺めるパリの建物は値打ちである。船中で食事をする昼のでランチ・クルーズ、夜のデイナー・クルーズがあるがこれは予約が必要となる。

横浜・青葉台暮らし-ローレライ
ライン川下りの観光船から見たローレライです。単なる岩というか崖があるだけ。
観光船がここを通るときにはローレライのメロデイー歌が流れる。