テレビやネット、街頭広告などを見ると、いかにゲームに溢れているかに驚かされます。


 ソーシャルゲームの課金に何十万も使ってしまったり、ゲーム世界に閉じこもって朝から晩までパソコンの前に向かっている人が社会問題にもなっています。

 また、E-スポーツが市民権を得て、ゲーム実況者が人気職業のひとつになっていることからも、ゲームが一層、私たちの心を捉えているのは明らかです。  



 

 それでも、ゲームはお酒と同じで、ほどほどに楽しんでこそ。

 現実から目を背けるための場所にするには、あまりにも誘惑が多すぎます。



 

 ゲームはなりたい自分になれる、最も手軽な場所の一つです。



 たとえばRPGでは、小さな村で育った主人公がある日突然お城に呼ばれ、実は自分は伝説の勇者の末裔で、世界を救うために魔王を倒してほしいという「使命」を王様から言い渡されたりします。


 最初はやっとのことで魔物を倒していた主人公は、戦闘をするたびにレベルアップし、魔法を備え、強い武器や防具を装備できるようになります。


 そしてめでたく魔王を倒し、ハッピーエンド。世界は再び平和に包まれて終わり。



 

 現実はどうかというと、突然お城に呼ばれることはなければ、「使命」を誰かから言い渡されることもありません。

 回復の魔法もなければセーブポイントもなく、立ち向かうべきは、日常の人間関係だったり、お金を稼ぐことだったりします。



 

 自分の人生(リアル)をゲーム(バーチャル)よりも面白くしていく決意をしなければ、いつまでもゲーム世界にハマり続け、肝心な現実がおろそかになってしまいます。



 

 これは私の経験から言えることなのです。


 実は私は子どもの頃から大のゲームファン。

 大きな声では言えないけれど、新しいゲームソフトを手にいれると、親に頼み込んで学校をサボってプレイする小学生時代でした。

 高学年になるといじめを受けていたこともあり、つらい現実を忘れられるゲーム世界は、私がのめりこむには十分でした。



 

 ゲームはつらい現実を忘れられる特効薬だったので、大人になっても、現実が自分の処理できる容量を超えてくると、ゲームへと逃避することがたびたびありました。

 YouTubeのゲーム実況を観て、スマホには3、4つものゲームアプリ(基本無料で遊べるもの)を入れて、ふと無の状態になると襲ってくる不安感や焦燥感を追い払うように画面に向かっていました。



 

 そんなある日、「もうゲーム世界からは卒業しよう」と自然と思えたのです。

 一時期は、ゲームもいいけど現実をなんとかしなくちゃ。もしかしたら一生、私はこうして逃げ続けてしまうんじゃないかとさらなる不安が襲う日もあったのですが、そんなゲームに逃避する時間にも飽きてきたとき、「もう一度挑戦してみよう、好きなことを存分にやって、自分をありのままに表現してみよう」とふと思えたのです。

 



 ゲームの中の主人公のようにはいかないかもしれないけれど、私は私の冒険をすればいい。



 そう心から思えたとき、私の世界は少しずつゲームよりも面白く、刺激ある景色へと変わっていったのです。







 
 
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