私は女の子で男の子

　先日、「ジェンダー診断」をやってみました。


　友達からLINEで送られてきたネット診断で、様々な設問に答えていくと、自分の「心の性別」「恋愛の性別」などが分かるというものです。




　試しにやってみると、やっぱり。


　私の心の性別は、「Xジェンダー」という結果で、男性性と女性性が同居している、ユニセックスなものでした。




　興味深いのは、これを教えてくれた女友達も、また彼女の男友達も「Xジェンダー」という結果が出たことです。

　中にはすごく男っぽい男の人もいるし、見た目がいかにも女性らしい人でも、実は心の成分は、男性も女性もあるということが面白かったのです。

　そして同時に、深くうなづかされる結果でした。



 

　私たちは生まれ持った肉体的な性別があります。私であれば、女性の身体をもった、生物学的には女性として生まれた人間です。


　そして最近認知が広まったLGBTQのように、身体と心の性別が違ったり、あるいは恋愛対象が同性だったり、こうした性別というくくりから自由でありたい人など、性もぐっと多様化してきました。




　毎年春の時期になると代々木公園でLGBTパレードがたくさんのスポンサーがついたかたちで開催されたり、著名人がカミングアウトしたり、渋谷区などでパートナーシップ婚が導入されたりと、この数年で日本をとりまく性の環境は大きく変わってきています。


　それでもまだ、多くの小説や映画、テレビ番組やラブソングなどは異性愛が圧倒的に占めているし、アンケートなどで性別を書く欄は「男性」「女性」で分かれているのが当たり前ですし、同性同士は正式に結婚することはできません。


　メディアを見ていても、オネエキャラのような人はいるけれども、逆に女性が男性として生きているタレントは私が知る限りひとりもいませんし、その扱いもすごく限定的です。



　

　そもそも、私たちは肉体的存在であると同時に、心があり、そして魂がある存在です。魂には性別があるのでしょうか。答えは、あるともいえるし、ないともいえるし、すべての性別がそこにあるともいえます。

 

　


　ネット診断結果のように、実は私に限らず、かなりの人が、潜在的に男性でもあり、女性でもあるという心をもっているでしょうし、魂という観点でみればどうでしょう。



　最近では、化粧品やファッションらを中心として、「ジェンダーレス」がひとつの大きなトレンドになりつつあります。夫婦で使えたり、カップルでシェアできたり、女性にも男性にも同時に訴えかけられるような商品です。



　きっとこうしたジェンダーレス、性別からも自由になるような世界が広まっていくことでしょう。


　生まれ持った性にとらわれることなく、誰しもがありのままの自分を生きて、それをめいっぱい謳歌する時代になればいいと思います。







#今日のドラたん

#今日のミミちゃん





 
 
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