さて、今日ご紹介するのはナポレオン・ダイナマイト(邦題:バス男)

ナポレオン・ダイナマイトって主人公の名前ですが、なんだかものすごい名前です。

しかし、名前の凄さに反して当人のナポレオン君はかなりイケてない部類に入る高校生。

ルックスも並以下、自分を含めて家族は皆変人、勉強も出来るわけではないし、これといった取り柄もない高校生の日常生活を描いた映画。これだけだとなんかつまらなそうな映画に思えてしまうけれど、こんなどうでもいいようなストーリーを退屈させずに見せる所がこの映画のすごい所だ。

この映画、特に見せ場がある訳ではなく日常のストーリーが淡々と進んでいくのですが、

登場人物が皆変人なので、全体のストーリーが普通とはちょっとずれた感じで進んで行きます。

タイムマシーンを買ってしまうナポレオン君のおじさんとか、1日中チャットしてるお兄さん。

ナポレオン君も空想ばかりして毎日絵ばかり描いている。いじめられっ子で誰にも相手にされてないのに

堂々として卑屈にならないところがまた良い。特に面白い場面とか、盛り上がる場面があるわけではないのになぜか引き込まれてしまう不思議な魅力のある映画だ。ナポレオン君は最後まで冴えない高校生で終わるのだ。これがハリウッドばりばりの映画なら、主人公は大きな変身を遂げてクラスの皆を驚かせるとかある所だがそんな場面は一切なし。お決まりのお色気シーンも全くなし。それどころか女子と手が触れただけでドキっとする純真なナポレオン君です。この映画の唯一の見せ場がナポレオン君が友達の生徒会長立候補の際に出し物?として踊るダンス。このダンスがうまいんだか下手なのか分からない微妙な所が凄さを感じさせる。いや、うまいのかも・・・伝説のダンスシーン。結局このダンスで友人を当選へと導くことになる訳ですがナポレオン君は最後もやっぱり冴えない高校生で終わる訳で・・・

全体的にゆるーいけど、なぜか惹かれる、何に惹かれるのかは分からない、実に摩訶不思議な映画でした。

はまる人ははまるけど、好き嫌いの分かれそうな映画ではあります。